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【依頼受付】スタジオができたのでレッスンや伴奏の依頼を受け付けます
実家にスタジオ別棟ができました。 家庭の事情により実家ではレッスンができないという状態がほぼコロナ禍以来続いていましたが、ここを拠点としてのレッスンや伴奏依頼を受け付けます。 所在地は横須賀市馬堀町、最寄り駅は京浜急行「馬堀海岸」駅です。横須賀美術館に行く方、あるいは スペース&カフェ モントン に行く方が降りる駅ですね。詳細な所在地は実際に来る方にお伝えします。 新拠点に移ったことに併せまして、レッスンの展開内容や報酬にも大幅に見直しを加えました。コロナ禍始まった当初のままの出血サービス価格なども残っていましたので、それらを廃止する形で全体的に値上げが入っております。 ただ、これまでよりも提供できるものは明らかに増えると思います。以下にレッスンや伴奏の展開詳細を列挙していきます。ご興味のある方は Contact ページ やメールアドレス info@virtuoso3104.com からお問い合わせください。 以下の概略リストは Request ページにまとまっています。以下に価格例も示していきますが、 自主的に払いたい場合はこの

Satoshi Enomoto
4月3日読了時間: 7分


【名曲紹介】ベートーヴェン《ピアノソナタ第13番『幻想曲風ソナタ』》Op.27-1
Op.27-2の方が有名だし分析も楽だしということで先に記事を書いたわけですが、やはり「月光」ばかりを取り上げてその工夫を賞賛しながら、より珍妙な構成をもっている第13番Op.27-1をスルーしておくのはよくないであろうと思いまして早速書くことにしました。 ベートーヴェンのピアノソナタの中で、第13番と第14番は『2つの幻想曲風ソナタ』としてOp.27という作品番号にまとめられています。その内の第14番の方が一般に「月光」と呼ばれて親しまれている一方、第13番はお世辞にも人気とは言えない扱いを受けています。僕でさえ、きちんと第13番がどのような曲であるかを認知したのは音大に入ってからでした。もちろん楽譜は手元に持っていたのですが、意識は向かなかったのです。楽曲構成のイレギュラーぶりとしてはどう考えても特筆すべき位置にある作品なのですが、如何せん音楽としての聴き栄えが地味である上に「月光」のようなイメージ戦略による売られ方もしなかったために、一般知名度は今なお明らかに低いでしょう。 そもそも第13番のどのような点が当時の他のソナタと比べてイレギ

Satoshi Enomoto
3月30日読了時間: 6分


【名曲紹介】ベートーヴェン《ピアノソナタ第14番『幻想曲風ソナタ(月光)』》Op.27-2
いかにも名曲らしい名曲、既に充分な知名度をもっている作品、しかも既に解説され尽くしたに等しいであろう作品についてわざわざ記事に書こうというつもりはあまり無かったのですが、僕個人の作品に対する捉え方を書いておくことは悪いことではないだろうと考えまして、そのいかにも名曲らしい名曲たるこの作品について書いてみる次第です。 既に広く知られている通り、この《ピアノソナタ第14番》Op.27-2を指して呼ぶところの「月光」という名前自体はベートーヴェン自身が付けたものではありませんし、音楽の内容を意味するものでもありません。ベートーヴェンの死後に音楽評論家・詩人のレルシュタープが寄せた批評に基づくニックネームです。 むしろベートーヴェン自身が第13番と併せて付けた『幻想曲風ソナタ Sonata quasi una fantasia』の方がよりこのソナタの内容を直接的に表していると僕は考えています。第13番はかなり自由度の高い構成が行われているわけですが、作品番号を同じくする第14番もまたそれに準ずるものであろうということです。 この第14番を指して「一

Satoshi Enomoto
3月22日読了時間: 6分


【演奏会告知】私的演奏協会『シェーンベルク《ピアノ曲》Op.33ab』
2026年4月29日(水祝) 13:40開場 14:00開演 15:20終演予定 私的演奏協会 シェーンベルク《ピアノ曲》Op.33ab 解説・演奏 榎本智史 会場 空音舎 東京都大田区南六郷2-5-10 サンアイランド102 京浜急行「雑色」駅より徒歩 入場無料 投げ銭観迎! 定員15名 予約申込 メール info@virtuoso3104.com または当ホームページCONTACTより送信 2月以前はHarmonia Suavisに伴うあれこれ、3月は引っ越しに伴うあれこれですっかり自主企画が滞っていましたので、流石に4月下旬なら大丈夫だろうと考えて会場を用意しました。 お待たせしていたかどうかは分かりませんが、今年も試演会企画『私的演奏協会』シリーズを開催します。今年はソロリサイタルをやらないつもりでいる手前、私的演奏協会は積極的に企画するつもりです。 今回はシェーンベルクの最後のピアノソロ作品である《ピアノ曲》Op.33abを取り上げます。最後のピアノソロ作品であると言っても、作曲年代はaが1929年、bが1931年ですから、まだ

Satoshi Enomoto
3月7日読了時間: 3分


【名曲紹介】ベートーヴェン《ピアノソナタ第22番》Op.54
ベートーヴェン中期には愛すべきソナタが色々あると思っています。もちろん既に世間一般においても人気の高い番号がいくつか挙がるでしょう。 しかし榎本個人の好みはそこから若干ズレていることが否定できません。別に有名曲を意図的に嫌っているわけではないのですが、どうにも好きになれない曲があるのも事実です。具体的に名指しすると第21番「ヴァルトシュタイン」と第23番「熱情」。今後気に入る可能性も無くはないですが、現時点ではアンテナに引っかかりません。 ところで、第21番と第23番という大きな意欲作に挟まれて、何やら影の薄そうなソナタがあるではありませんか。 それが今回の記事で取り上げる《ピアノソナタ第22番》です。 この《ピアノソナタ第22番》Op.54が書かれたのは1804年のこと。まさに先述の《ピアノソナタ第21番「ヴァルトシュタイン」》Op. 53と《ピアノソナタ第23番「熱情」》Op.57の間に書かれました。第21番と第23番はいずれも大規模な部類のソナタであり、それらを書いている時期のベートーヴェンのヴァイタリティは推して知るべしというとこ

Satoshi Enomoto
2月25日読了時間: 5分


【名曲紹介】シサスク《星の組曲》第1集『カシオペア座』&第2集『ベツレヘムの星カペラ』
この記事はエストニアの作曲家ウルマス・シサスク(Urmas Sisask, 1960-2022)の《星の組曲》の第1集『カシオペア座』および第2集『ベツレヘムの星カペラ』について紹介を試みるものですが、まずは僕個人がシサスクに注目した経緯を書かせてください。 僕がシサスクを知ったのは、恐らくのらクラシック部のはせさんから教えていただいたのが最初であったと思います。 この《Voices of the Universe》という作品の動画を視聴したのを憶えています。シャーマンドラムをノリノリで叩いているのがシサスクその人です。和声が抒情的でありながらもエネルギッシュな原始性を感じました。 その後《銀河巡礼》シリーズも知りつつ、しかしなかなか楽譜は手に入れていない状況が続いていたところ、ふと見つけたのが音楽之友社から出ていた《星の組曲》でした。子供向けということもありますが、この曲と合うプログラムをやる機会がたまたま無く、しばらく本棚の肥やしになっていたのが正直なところでした。 そんな2022年10月に、松下耕先生が自身の還暦記念に作曲家たちに委

Satoshi Enomoto
2025年12月16日読了時間: 5分


【感想】大内暢仁『バッハへの道 そして バッハからの道 Vol.2』
10/25に友人のピアニスト 大内暢仁さんのコンサート『バッハへの道 そして バッハからの道 Vol.2』を聴いてきました。これは必ず行かねばと思って予定を何が何でも調整し、今月は毎週末に東海地方へ行っていた中でもこの日だけは空けました。 以下ネタバレ込みで感想を書きます。 プログラムは大内さんこだわりのリューベックとブクステフーデによって勢い良く滑り出し、このコンサートの世界観を強固に確立します。作品単体が既に興味深いという事実もさることながら、それよりも強烈に印象付けられるのはブクステフーデが暮らしたリューベックの町という、このプログラムの始まりとなる舞台です。 大内さんの演奏技術か、作品の工夫か、会場の構造か、あるいはそのどれもかが要因となって、大内さんのピアノはオルガンのように響きます。単音の物理的音色がオルガンに似ているというのではなく、疾駆するパッセージから発生する響きの総体がオルガンの幻影に限りなく接近していくようであるということです。 パンフレットにはゲマトリアに基づく分析が載せられており、実際にそのイマジネーションの通り

Satoshi Enomoto
2025年10月26日読了時間: 6分


【演奏会告知】榎本智史ピアノリサイタル『北欧ピアノ幻想』【2025.12.27】
榎本智史ピアノリサイタル 北欧ピアノ幻想 2025年12月27日(土) 13:30開場 14:00開演 15:30終演予定 会場 武蔵小杉サロンホール 神奈川県川崎市中原区小杉町2-276-1 パークシティ武蔵小杉 ザガーデン タワーズイースト2階 昭和音楽大学附属音楽教室 武蔵小杉校 内 JR南武線「武蔵小杉」駅より徒歩 入場料 一般 3,000円 学生 2,000円 (学生の方は当日受付にて学生証をご提示ください) 曲目 シサスク 《星の組曲 第2集『ベツレヘムの星カペラ』》 ラウタヴァーラ 《ピアノソナタ第1番『キリストと漁夫』》 《ピアノソナタ第2番『火の説法』》 ペルト 《アリーナのために》 《アリヌーシュカの快復への変奏曲》 メラルティン 《ピアノソナタ第1番『黙示録幻想』》 予約申込・問い合わせ メールアドレス info@virtuoso3104.com (上記ドメインからのメール受信を許可してください) 2025年はヨハン・シュトラウスⅡ世の生誕200年やラヴェルの生誕150年にあたる年です。それに因んで今年の5月にはラヴェルを

Satoshi Enomoto
2025年8月2日読了時間: 5分


【楽譜販売】J.シュトラウスⅡ世《東方のおとぎ話》Op.444 ピアノ連弾編曲
【BOOTH】 ヨハン・シュトラウスⅡ世《東方のおとぎ話》Op.444 ピアノ連弾編曲 https://virtuoso3104.booth.pm/items/7169653 【Piascore】 J. Strauss II《Märchen aus dem...

Satoshi Enomoto
2025年7月14日読了時間: 4分


【ソルフェージュ】ピアノにおいて音階を練習することの意義:音階を掬い上げる行為
多くのピアノ学習者が各調の音階(スケール)を弾く訓練を経験することでしょう。かのハノンにも24調のスケール練習が載っている他、チェルニーなどの練習曲にも要素として度々登場します。バルトークさえも《ミクロコスモス》に音階練習を直接載せていないというだけで「他の教材に載ってるか...

Satoshi Enomoto
2025年6月11日読了時間: 4分


【楽譜販売】ホルスト《セント・ポール組曲》2台ピアノ編曲
【BOOTH】 ホルスト《セント・ポール組曲》2台ピアノ編曲 https://virtuoso3104.booth.pm/items/6747863 【Piascore】 Holst《St.Paul's Suite》2台ピアノ編曲...

Satoshi Enomoto
2025年4月2日読了時間: 2分


【演奏会告知】『象徴と時間 近代フランス音楽の開拓者たち』【2025.5.25】
榎本智史ピアノコンサート 象徴と時間 近代フランス音楽の開拓者たち 2025年5月25日(日) 13:30開場 14:00開演 会場 Space & Cafe MonTon 神奈川県横須賀市馬堀町2-2-9 M-SQUARE 1階(旧雑賀ビル)...

Satoshi Enomoto
2025年2月17日読了時間: 3分


【メモ】ラヴェルのピアノ作品の低音域問題
僕は学生時代にはラヴェル作品を《マ・メール・ロワ》しか弾いておらず、そもそもフランスものを比較的避けてきていました。例外はフランクとドビュッシーとサティの有名どころ程度のものです。ようやく最近になって一念発起してラヴェルの《ソナチネ》を弾いてみたら意外と楽しかったもので、引...

Satoshi Enomoto
2025年2月14日読了時間: 5分


【楽譜販売】J.シュトラウスⅡ世《エジプト行進曲》Op.335 ピアノ連弾編曲
BOOTH ヨハン・シュトラウスⅡ世《エジプト行進曲》Op.335 ピアノ連弾編曲 https://virtuoso3104.booth.pm/items/6533081 Piascore J.Strauss II《Egyptischer Marsch》ピアノ連弾編曲...

Satoshi Enomoto
2025年1月28日読了時間: 3分


【名曲紹介】シェーンベルク《6つのピアノ小品》Op.19:「私の音楽は短くなければならない!」
シェーンベルクは 《3つのピアノ曲》Op.11 の特に第3曲において、可能な限りの論理的作為をキャンセルすべく、形式を持たない、楽想ごとの激しいコントラストによる音楽構成を試みました。この試みについて、シェーンベルクはブゾーニへの手紙を送っています。...

Satoshi Enomoto
2024年10月12日読了時間: 7分
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