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【演奏後記】企画合唱団Harmonia Suavis演奏会
2026年2月22日、約半年に渡った横浜での企画合唱団Harmonia Suavisの本番が終わりました。 2024年末に「企画合唱をやりたいので人を集めてほしい」と言われた時には、僕の乏しい人脈でどうにかなるものなのか?と不安にすら思ったほどでしたが、合唱団DIOや合唱集団EARTHといった直接関わりのある合唱団のメンバーのみならず、「知り合いの知り合い」くらいの距離にいた合唱人・音楽人が集まってくれました。 参加者の皆様も各々感想はあると思いますが、ここでは榎本個人の感想を書かせてください。 まず、今回個人的に最もチャレンジだったのはオルガンを弾くことになったことでした。実は知人のオルガニストが名乗りを上げてくれていたものの、ホールを取れた日時が当初の計画と異なってしまったため辞退となり、「このまま人が見つからなそうであれば榎本がどうにか練習して間に合わせる」と申し出たのが発端でした。 高校時代、今回の主宰である葛岡先生の下で、榎本は通奏低音を経験していました。ただしオルガンではなくチェンバロでのものです。パッヘルベルの《カノン》とJ

Satoshi Enomoto
3 日前読了時間: 3分


【雑記】集団で音楽をする時の曲目に対する思いはそれぞれでよいはず
来月のHarmonia Suavisの本番に向けて、そろそろ宣伝も本格的に動かさねばと考えているこの頃です。その宣伝にあたって、参加してくださっている方から「どんな風に宣伝してほしい、どんな文言を入れてほしいなどの希望はありますか?」と質問されたので「お好きなようにやってください」と返したのでした。 今回の記事はそこから考えた話です。 合唱や合奏など、複数人で演奏をする際に、その音楽作品についての共通認識・共通理解は、確かにある程度は必要でしょう。表現に大きな齟齬が生じるようでは流石にまずいでしょうから、やはり最低限の方向性は打ち合わせして合意しておく必要があります。そこから繋がって、宣伝などの時に合唱や合奏のメンバーがその音楽的合意内容をPRに組み込んでくれること自体は、企画運営側からすれば大変ありがたいことではあります。 一方で、せっかく様々な人々が合唱や合奏には集っているわけですから、各々が日々の練習、音楽作品への探究を通して、何を感じたり何を考えたり何を願ったりしているのかということにも興味があります。企画運営や指導者が何も言ってい

Satoshi Enomoto
1月21日読了時間: 3分


【YouTubeコラボ】のらクラシック部『40パートある合唱曲の楽譜を持ってきてもらった』
前回のコラボ動画の撮影時には、「初心者におすすめ」とは言えないであろう合唱曲の楽譜も持参していました。なにせのらクラシック部のこと、何かしら別の動画のネタにもしてもらえるであろうと榎本は考えまして、ダンボールを加工してケースを作って雨の中この巨大な楽譜を運んだのでした。 さて、その楽譜とは既にサムネイルに見えている通り、トマス・タリスの《Spem In Alium》です。通称「40声のモテット」のまさにスコアです。5声×8群という規模をもちまして、そのへんのオーケストラのスコアよりも段数の多い楽譜となっています。 一般における知名度は低いかもしれませんが、ルネサンス音楽に手を出したことがある人ならばいずれかのタイミングで存在を知ることになる作品であると言えるでしょう。流石に演奏経験者ともなると稀でしょうけれども、知っている人は知っているという立ち位置にあります。 僕自身は特にルネサンスに詳しいということもなく解説もできず、今回の動画は「巨大合唱曲の楽譜を見て/音楽を聴いてのリアクション動画」のようなものになっています。 動画の中では言わな

Satoshi Enomoto
1月19日読了時間: 2分


【演奏会告知】Harmonia Suavis演奏会『ピエタ 昇りゆく水 リフレイン』
2026年2月22日(日) 13:15開場 14:00開演 HARMONIA SUAVIS演奏会 〜ピエタ 昇りゆく水 リフレイン〜 演奏 HARMONIA SUAVIS合唱団&アンサンブル 指揮 葛岡美佐男 曲目 シャルパンティエ《真夜中のミサ》 髙田三郎《水のいのち》 ほか 会場 戸塚区民文化センター さくらプラザ・ホール 前売券 1,800円 当日券 2,000円 予約申込 h.suavis.t@gmail.com 「氏名」「電話番号」「郵送先住所」「チケット希望枚数」をご連絡ください。 去年から不定期的に宣伝をしていた横浜戸塚での企画合唱団Harmonia Suavisの演奏会です。1回きりの企画ですので来シーズン等はありません。合唱ならび合奏には様々な合唱団のメンバーやプロ・アマチュアの音楽家の皆様が参加してくださっています。主宰であり指揮を務める葛岡美佐男は僕の高校時代の恩師です。 榎本はというと、今回はピアノ伴奏を他のピアノ伴奏希望者に全て譲り渡しまして、一方で弾き手の現れなかったオルガンと人数不足な合唱のバスに加わっております

Satoshi Enomoto
1月1日読了時間: 2分


【YouTubeコラボ】のらクラシック部『合唱曲初心者のクラシック好きに聴いてもらいたいおすすめ曲10選!』
以前コラボとして『のらクラシック部』さんでヴェーベルンの解説をさせていただきましたが、再びのコラボとなりました。 今回のテーマは「合唱初心者のクラシック好きにおすすめしたい合唱曲」とのこと。榎本がピアノのみならず合唱にも関わっていて、もはや伴奏や編曲どころではなく合唱の一員として歌っているということをのらクラシック部のメンバーの数人は以前から知っていたため、今回も呼ばれることとなりました。 どちらかと言えば「合唱はこれくらい知っておかなきゃ」という偉ぶった観点でのおすすめではなく、「合唱ってこんなことができるんだぜ!」という観点で選曲をしました。事前の選曲の擦り合わせは全く無かったものの、のらクラシック部のメンバーも大体そのような観点で選んでいるように思います。 著作権保護上、動画内で作品音源は聴けませんが、トークを基に視聴者ご自身で楽譜や音源を探してみて、聴くなり、あるいは合唱を始めて演奏に参加してみるなりしていただきたいと思います。 きちんと動画を再生していただきたいので、ここにおすすめした曲のラインナップを書いたりはしません。...

Satoshi Enomoto
2025年12月31日読了時間: 2分


【雑記】2025年の振り返り、来年の予定など
【2025年演奏した作品】 (主なもの。弾いたもの、歌ったもの混在) 武満徹《明日ハ晴レカナ曇リカナ》 面川倫一《自戒》より〈むじゅん〉 ドビュッシー《版画》 リリ・ブーランジェ《明るい庭園にて》 サティ《"星たちの息子"からの3つの前奏曲》 サティ《世紀ごとの時間と瞬間の時間》 サティ《最後から2番目の思想》 ラヴェル《水の戯れ》 ラヴェル《ソナチネ》 ラヴェル《亡き王女のためのパヴァーヌ》 間宮芳生《合唱のためのエチュード》よりⅣ、Ⅵ、Ⅷ 幸田延《ヴァイオリンソナタ ニ短調》 ながはな『飲酒の歌2 おもしろ』 アイスラー《統一戦線の歌》 ベルク《4つの歌曲》Op.2 信長貴富『等圧線』 シサスク《星の組曲第2集"ベツレヘムの星カペラ"》 ラウタヴァーラ《ピアノソナタ第1番"キリストと漁夫"》 ラウタヴァーラ《ピアノソナタ第2番"火の説法"》 ペルト《アリーナのために》 ペルト《アリヌーシュカの快復のための変奏曲》 メラルティン《ピアノソナタ第1番"黙示録幻想"》 J.S.バッハ=メラルティン編《Ich halte treulich still

Satoshi Enomoto
2025年12月30日読了時間: 6分


【名曲紹介】シサスク《星の組曲》第1集『カシオペア座』&第2集『ベツレヘムの星カペラ』
この記事はエストニアの作曲家ウルマス・シサスク(Urmas Sisask, 1960-2022)の《星の組曲》の第1集『カシオペア座』および第2集『ベツレヘムの星カペラ』について紹介を試みるものですが、まずは僕個人がシサスクに注目した経緯を書かせてください。 僕がシサスクを知ったのは、恐らくのらクラシック部のはせさんから教えていただいたのが最初であったと思います。 この《Voices of the Universe》という作品の動画を視聴したのを憶えています。シャーマンドラムをノリノリで叩いているのがシサスクその人です。和声が抒情的でありながらもエネルギッシュな原始性を感じました。 その後《銀河巡礼》シリーズも知りつつ、しかしなかなか楽譜は手に入れていない状況が続いていたところ、ふと見つけたのが音楽之友社から出ていた《星の組曲》でした。子供向けということもありますが、この曲と合うプログラムをやる機会がたまたま無く、しばらく本棚の肥やしになっていたのが正直なところでした。 そんな2022年10月に、松下耕先生が自身の還暦記念に作曲家たちに委

Satoshi Enomoto
2025年12月16日読了時間: 5分


【感想】vocalconsort initium『Friede auf Erden ── trotzdem』
知り合いも複数人参加しているvocalconsort initiumの第10回演奏会『Friede auf Erden ── trotzdem』を聴いてきました。《Friede auf Erden(地上の平和)》というのはご存知の通りシェーンベルクの合唱作品のうち初期の代表...

Satoshi Enomoto
2025年10月3日読了時間: 3分


【参加募集継続中】横浜での企画合唱の本番日程が決まりました【2026.2.22】
既に参加(暫定)を希望してくださっていた皆様には通知しましたが、横浜戸塚で企画していた企画合唱の本番会場が取れました。 …と言っても、元々の第一希望であった日程は結局抽選に外れ、たまたま抽選後にキャンセルが出た 来年 2/22(日) を取ることになりました。これを逃すと、来月の抽選でまた外れて今度はキャンセルも出ないなどということにもなりかねないので、取れる今取っておくという判断になりました。 参加者募集当初から「第一希望日に会場が取れるとは限らないので、本番日程が正確に決まったら改めて参加確認を取ります」と言ってありましたので、まさにその判断を伺いまして、 若干の辞退者が出た ところです。 本番日時も決まりましたから、参加の判断もしやすくなることでしょう。合唱・楽器のパートはいずれも参加メンバー随時募集中です。 改訂版の募集要項を載せます。各回練習日程も確定していますので、そちらもご確認の上、積極的にご参加ください。 【現状】 ・合唱はどのパートについてももう2~3人ほど欲しいです。 ・ヴァイオリンは現在2名です。あと2~4名ほど欲しい

Satoshi Enomoto
2025年9月10日読了時間: 2分


【名曲紹介・対訳】ブレヒト『統一戦線の歌』:団結してナチズムに立ち向かうための歌
Das Einheitsfrontlied 統一戦線の歌 詩 Bertolt Brecht (1898-1956) 曲 Hanns Eisler (1898-1962) Und weil der Mensch ein Mensch ist, 人間は人間であるが故に drum...

Satoshi Enomoto
2025年8月13日読了時間: 7分


【企画告知】即興演奏勉強企画『そっから始める即興演奏』【2025.9.28】
即興演奏勉強企画 『そっから始める即興演奏』 2025年9月28日(日)14:30-16:30 会場:空音舎 東京都大田区南六郷2-5-10 サンアイランド102 参加費無料 (投げ銭いただけたらありがたいです) 定員10名 楽器不問・即興演奏経験不問...

Satoshi Enomoto
2025年8月12日読了時間: 3分


【雑記・合唱】合唱の技術向上のために独唱をやってみた方がよいかもしれない:合唱をするための、合唱から自由である意志力
僕自身が合唱をやっているので合唱視点で書いているものですが、「合唱の技術向上のために」は「歌唱の技術向上のために」と書いてしまってもよいかもしれません。ともあれ、この記事では合唱における音楽技術的短所に言及することになるでしょう。...

Satoshi Enomoto
2025年6月15日読了時間: 5分


【出演後記】合唱団DIOとして湘南合唱祭に参加してきました:間宮芳生『合唱のためのエチュード』
6/7(土)、ひらしん平塚芸術文化ホールにて開催された第72回湘南合唱祭に合唱団DIOとして参加してきました。その当日と、それまでの練習を含めた日記です。 今回合唱団DIOが演奏した曲は、間宮芳生『合唱のためのエチュード』よりⅥ「風流」、Ⅳ、Ⅷ「ハーモニー」でした。現在、...

Satoshi Enomoto
2025年6月10日読了時間: 3分


【感想】東京都交響楽団 第1020回定期演奏会Aシリーズ:響きを全身で体感する
下野竜也 指揮 東京都交響楽団 水谷晃 コンサートマスター 東京混声合唱団 平川範幸 合唱指揮 曲目 ミュライユ《ゴンドワナ》 夏田昌和《重力波》 黛敏郎《涅槃交響曲》 久々に東京都交響楽団の定期演奏会を聴きに行きました。というのも、黛敏郎の《涅槃交響曲》を生で聴きたかっ...

Satoshi Enomoto
2025年5月2日読了時間: 6分


【募集】横浜で企画合唱をやります!【参加費無し】
以前からちらほら情報を匂わせていた横浜での企画合唱団の話をぼちぼち公開していきます。なんと結構重要な部分が暫定だったり未定だったり、今後変更になるかもしれない部分があったりもします。 以下に要項を載せ、榎本が個人的に補足でメモや心の声を加えていきます。言及した他に気になる...

Satoshi Enomoto
2025年4月23日読了時間: 7分
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