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【演奏会告知】表現主義に踏み出すシェーンベルク:及川音楽事務所スプリングサロンコンサート
今月はファリャ→バルトークという近代民族主義音楽をお送りしました。この後は、依頼として受けている伴奏を色々こなしつつも、焦点は4月の《月に憑かれたピエロ》公演へと合わせていきます。そちらの稽古も始まるのでいよいよ忙しくなるのですが、やはり《月に憑かれたピエロ》に関しては、演...

Satoshi Enomoto
2022年2月20日読了時間: 4分


【名曲紹介】ファリャ《ベティカ幻想曲》:アンダルシア民族への賛歌
近代スペインの作曲家 ファリャ(Manuel de Falla, 1876-1946)の名前は、クラシックを聴いている人の中でも特にスペインやバレエ方面に興味を持たない限りは触れる機会もそこまで多くないかもしれません。決して無名な作曲家ではないのですが、そもそもスペインのクラシック自体が他国と比べて影が薄いという状況はあるように思います。確かに時代のメインストリームという立ち位置ではないでしょうし。 ファリャの生地はアンダルシア地方の町カディス。マドリードに移住してからはマドリード王立音楽院教授であったトラゴにピアノを師事し、同時期には作曲も試みていきます。 1902年から1904年にかけて、ファリャは当時のスペイン民族音楽研究の第一人者であったペドレル(Felipe Pedrell, 1841-1922)に作曲を師事しました。ペドレルはグラナドスの師でもあり、アルベニスを民族主義に引き入れた人物でもあります。ファリャの音楽における民族主義路線も、ペドレルからスペイン音楽史や民族音楽の書法を学んだことに大きな影響を受けているでしょう。...

Satoshi Enomoto
2022年2月9日読了時間: 6分


【雑記】テクノロジーの発展は人間から芸術を奪えはしない
AIによる自動作曲などが話題に上がって久しく、確かに自動作曲された作品がそれなりのクオリティをもっていたりもするようになってきました。音楽以外の分野でも、AIによる描画で幻想的な絵が出来上がったりするのを見ると、これはこれでなかなか面白いことになっているなと思ったりもします...

Satoshi Enomoto
2022年2月5日読了時間: 4分


【演奏会告知】バルトークの民謡編曲:及川音楽事務所ウィンターサロンコンサート
今月の本番は2つあるのですが、どちらも出演を決めたのは1月の頭のことでした。まだコロナもあまり感染拡大しておらず、それこそ先の1/22にどうにか行った『古典派のやさしいソナタ』も「まあどうにかいけるでしょ!」くらいに思っていた時期です。まさかこんなにもなろうとは…...

Satoshi Enomoto
2022年2月3日読了時間: 4分


【雑記】演奏しなくても音楽は楽しめる:演奏したら"より"楽しいかもしれない
音楽文化を支えているのは、プロの職業音楽家だけではありません。趣味として音楽を嗜むアマチュアの音楽家や、さらには聴き専の人たちでさえも、立派に音楽文化の担い手であるわけです。自分自身で演奏も作曲もできない人が音楽文化に何の影響ももたらさないなんてことは全く無く、演奏会に行っ...

Satoshi Enomoto
2022年2月1日読了時間: 5分


【雑記】"影響力"に目が眩む人々
普段の活動発信と宣伝のために、僕もSNSやHPなどを利用しています。HPとはまさにこのページのことですが、あとはSNSはTwitter、Instagram、そして動画サイトとしてYouTubeも最近比較的動かすようにしています。これまでは自分の足でチラシを撒きに歩いていたの...

Satoshi Enomoto
2022年1月30日読了時間: 5分


【演奏会告知】スペイン・ポルトガルのクラシック:及川音楽事務所フレッシュガラコンサートVol.211
僕が住んでいる神奈川県にも、コンサートをやる東京都にも蔓延防止等重点措置が発令され、新規感染者も過去最多を記録していて、演奏会告知自体が躊躇われる時期になりました。 実はそんな中でも2月には13日(日)、19日(土)と、2つ本番があります。どう考えても感染拡大による集客爆死...

Satoshi Enomoto
2022年1月24日読了時間: 4分


【雑記】納得できていないものは薦められない:自分で広報活動をする理由
余程の名声でも無い限り、音楽家自身が地道な広報活動をしてまわるということは、あまり一般には知られていないかもしれませんが大多数の現実であります。 実際には昔など、高名な音楽家であっても地域の有力者のパーティーに顔を出さねば営業にならなかったなどという話を聞きます。意外に足を...

Satoshi Enomoto
2022年1月13日読了時間: 5分


【雑記】批判(評価判断)しよう!
世間では、煙たがるニュアンスで「○○は批判ばかり」などという言葉を聞くようになりました。なにもSNSに限った話ではなく、どころか生身の対面の社会でもありふれた言い方になりつつあります。 そのように「批判」という言葉が使われる時には、大抵の場合「○○は文句ばかり」と同義と考え...

Satoshi Enomoto
2022年1月10日読了時間: 4分


【音楽理論】形式を意識する第一歩
見方は色々とあるのですが、という前置きをしつつ。 言葉(テクスト)の無い音楽、具体的に限定してしまえば特に楽器のみの音楽に対する聴き方について困惑を覚える人は多いかもしれません。音楽の進行が具象的な言葉で説明されるならば、それを拠り所にして音楽を受け止めるということもできる...

Satoshi Enomoto
2022年1月6日読了時間: 3分


【雑記】あけましておめでとうございます(トラ年)
寅年ということで、我が家のトラ様にご登場いただきました。今年で10歳になります。 猫様たち共々、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 昨年はコロナの感染拡大の様子をずっと気にしつつも、いくつかの自主企画を試行錯誤し、書いた劇音楽を初演し、伴奏の仕事を徐々に取り戻し始め、...

Satoshi Enomoto
2022年1月1日読了時間: 3分


【雑記】コミックマーケット99に売り子で参加して考えたこと
コミックマーケット99に売り子として参加してきました! 普段クラシック音楽の話ばかりしているので、僕がこのような話題を出すのは珍しく思われるかもしれません。古のぬるいオタクであることは、ほぼ付き合いの長い友人だけに知られているところではあります。...

Satoshi Enomoto
2021年12月30日読了時間: 4分


【楽典】五線と音部記号のしくみ:表記できる音域と11線譜の話
五線譜という表記システムを持つ音楽に関わっている方は、今や少なくないでしょう。世界規模で見ればこの表記システムはまったく普遍的というわけでもなく、むしろ五線譜はおろか楽譜自体を持たない音楽の方が多いであろうというくらいなのですが、しかし記譜法というものの中ではかなりの程度シ...

Satoshi Enomoto
2021年12月28日読了時間: 6分


【ソルフェージュ】初めましてだけど実は再会:面影から導く初見演奏
ソルフェージュのレッスンでもピアノのレッスンでも、「初見ってどうしたらできるようになりますか?」といった質問をされます。僕だってそんなに初見が利く人間じゃないが…などとは思いつつも、まあ確かにその場で出された伴奏譜やコード譜をパッパカと読んで弾いたりする様子は、見ている側か...

Satoshi Enomoto
2021年12月26日読了時間: 4分


【雑記】ピアノ弾きが陥りやすい(?)バッハ観の話
周りを見ていて、色々な音楽に対する色々な意見を目にすることは多々あります。その人にとってそのように受け止められているということ自体は決して悪いことだとは思いません…が、それによって世界への視野が狭い方へと収束していくことを勿体無いとは思います。...

Satoshi Enomoto
2021年12月23日読了時間: 3分
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