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【雑記】音楽家の奇人変人エピソードを面白いとは思えなくなった:他者の性格や私生活を面白がることの暴力性
……批評家たちは私のことを変わり者として紹介しています…… ……それは真実ではありません…… ……私は変わり者ではありません…… ……そうでありたいと思ってもいません…… ……私は陰気な人間です…… サティ(秋山邦晴・岩佐鉄男 編訳) 『卵のように軽やかに...

Satoshi Enomoto
5月19日読了時間: 6分
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【雑記】生成AIを頼らずに自力で作曲をすることの意味:自らの体験・経験とすること
生成AIの利用がカジュアルになりつつある昨今において、個人的には色々な観点で思うところ考えるところがあり、しかしその方向性が多岐に渡るので、まとめては言及せずにトピックごとに記事を分けて書いてきたいと思います。 わざわざ人間が頑張って作曲をせずとも、生成AIが勝手に音楽を...

Satoshi Enomoto
5月13日読了時間: 4分
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【探訪記】代々木《春の小川》記念碑:得たものの代わりに失ったもの
高野辰之作詞、岡野貞一作曲による文部省唱歌《春の小川》。この詩のモデルとなった小川には諸説あるものの、その歌碑(記念碑)の一つが代々木にあると聞いて、実際にその場所を訪ねてみました。高野辰之が代々木に住んでいたことが理由となっているようです。...

Satoshi Enomoto
4月18日読了時間: 4分
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【雑記】人々の輪の中で音楽を提供する役割を担う音楽家:音楽研究で学んだことを活かしながら
現在、実家がある方の地元では月一回ペースで『童謡・唱歌を歌う会』を町内会主催で行っています。ただ歌うだけでなく、楽曲の背景や音楽理論の解説、そこから考え得る表現の試行などを採り入れておりまして、毎度好評をいただいております。今年度からは本格的に階名唱も採り入れる予定ですので...

Satoshi Enomoto
4月13日読了時間: 6分
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【雑記・愚痴】楽譜の誤植から体験した相対化の蔓延
いきなりですが、譜例を用意しました。これはImslpからダウンロードしたチャイコフスキーの『四季』Op.37aの中の6月《舟歌》の一部です。シャーマー社の古いものですね。 紫でマーキングした箇所は誤植です。♯が付いてEisになっていますが、正確にはこの音はEであり、♯は誤...

Satoshi Enomoto
2月15日読了時間: 4分
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【雑記】ゲンダイオンガクを面白可笑しく扱き下ろすのではなく
最近、ゲンダイオンガク(現代というほどでもないのにそのように呼ばれて敬遠されている音楽)の話題がその雑な認識故に炎上して、それに便乗して別の雑な認識を述べるというムーヴが繰り広げられましたが、そろそろ鎮火してきたようなので個人的にも言及しておきましょうか。...

Satoshi Enomoto
2024年8月3日読了時間: 6分
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【演奏会告知】『ウクライナのピアノ作品集』CD発売記念コンサート:CDが出ます【2023年1月15日(日)】
個人的には、自主企画の巨大なコンサート2本、『架空庭園への道』と『彼方からの愛の歌』が今月内にまだ控えているため、2022年が終わるという空気が一向に感じられないままでいるのですが、それはそうと、来る2023年に催されるコンサートの告知宣伝もぼちぼちと始めていきたいと思いま...

Satoshi Enomoto
2022年12月8日読了時間: 5分
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【演奏後記】都心の島で《In C》
5/22(日)、お世話になっている酒井康志さん主催の《In C》の演奏に参加してきました。 今回の場所は千葉県の浦安駅から徒歩10分の都県境にある妙見島。去年は鋸山に登り、中世のカンティガ集『モンセラートの朱い本』と併せて「祈り」としての演奏を行いましたが、今年はロシアによ...

Satoshi Enomoto
2022年5月26日読了時間: 3分
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【演奏会告知】ウクライナを旅したラフマニノフ:及川音楽事務所サロンコンサート
今回設定したプログラムは、どうしても政治的なものとして受け取られるかもしれません。それを悪いことであるとは思いませんし、僕自身の中で政治的な考えが全く無いわけではありません。政治は生活と切り離せないものでしょうし、また音楽も生活とは切り離せないものであると考えています。むし...

Satoshi Enomoto
2022年5月18日読了時間: 5分
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【雑記】ロシアによるウクライナ侵攻のこと、そこから派生する色々
あまり政治の話題に偏りすぎるのもブログを書く目的と異なるかなと思い、これまでの似たような事件の時もせいぜいTwitterで言及するだけに留めてきましたが、流石に他人事でない点がいくつも出てきてしまっているので、せめて記録として残しておこうと思う次第です。...

Satoshi Enomoto
2022年2月26日読了時間: 5分
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【雑記】直接営業をするのが正直苦手という話
演奏会をするとなったら、その集客が大きな課題となります。とにかく広範囲に宣伝を行い、できる限り多くの人に来ていただき、会場を埋めることができればそれが最大収益となります。 今の時代においては、宣伝方法も色々な手段を駆使できるようになりました。必ずしも人力で直接チラシを撒いて...

Satoshi Enomoto
2022年2月21日読了時間: 4分
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【雑記】テクノロジーの発展は人間から芸術を奪えはしない
AIによる自動作曲などが話題に上がって久しく、確かに自動作曲された作品がそれなりのクオリティをもっていたりもするようになってきました。音楽以外の分野でも、AIによる描画で幻想的な絵が出来上がったりするのを見ると、これはこれでなかなか面白いことになっているなと思ったりもします...

Satoshi Enomoto
2022年2月5日読了時間: 4分
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【雑記】"影響力"に目が眩む人々
普段の活動発信と宣伝のために、僕もSNSやHPなどを利用しています。HPとはまさにこのページのことですが、あとはSNSはTwitter、Instagram、そして動画サイトとしてYouTubeも最近比較的動かすようにしています。これまでは自分の足でチラシを撒きに歩いていたの...

Satoshi Enomoto
2022年1月30日読了時間: 5分
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【雑記】宣伝ならばもうやっているが?
「クラシックの演奏家たちはコンサートの事後報告が多くて事前告知をあまりしない」という意見を読みました。 告知も宣伝もやっとりますがな!!! …と心の中で絶叫したのはさておき、また僕の周りの演奏家たちも事前告知も宣伝もやっているのを見ているということもさておき、つまり告知も宣...

Satoshi Enomoto
2021年12月9日読了時間: 6分
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【雑記】"わかりやすい" を突き詰めた先の「映え・バズり」:濃い味付けに疲れた時に
濃い味付けと比喩される音楽がありますが、要するには派手、誇大、過剰な表現を加えた音楽が現代では評価されがちな面があります。大きな音が出る、速く指が動く、明らかにオーバーな表現、等々。昨今の「映え・バズり」の文化を考えれば、決して不思議というほどでもないでしょう。...

Satoshi Enomoto
2021年11月18日読了時間: 4分
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