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【雑記】謝礼の渡し方:礼儀と利便性とローカルルール
伴奏やレッスンをした後には謝礼をいただいて音楽家は生活しているわけですが、その渡し方についての話題は定期的に上がるものです。大概の場合は「お金を封筒に入れて渡してこなかった」ということを槍玉に挙げる形だと感じます。 それがマナーとして認識されている面があることは承知していま...

Satoshi Enomoto
2021年2月18日読了時間: 3分


【雑記】『よく訊かれるクラシックピアニストあるある』というのを見たので
『よく訊かれるクラシックピアニストあるある』というQ&Aラインナップを見たので、自分の場合の答えを考えてみました。念のため、他人の答えを否定するつもりはありません。ただ、別の答えを持ち合わせているピアニストもいるという事実を知っていても損ではないでしょう。...

Satoshi Enomoto
2021年2月15日読了時間: 5分


【コンサート後記】Mixed Reality サイバーバード:在りし日の影
3日間に渡る『Cyber-bird Concerto in real & cyber spaces』の公演展示が終了しました。緊急事態宣言下であったにも関わらず、削減した定員枠の殆どが埋まってくれました。音楽に興味がある方々もさることながら、ARやVRなどの方面に興味があ...

Satoshi Enomoto
2021年2月13日読了時間: 3分


【楽典・雑記】原義を重視しすぎても…
現在用いられるクラシック音楽の演奏記号の多くがイタリア語(ドイツ語、フランス語などもある)であることは一般にも知られているでしょう。音楽辞典を引いても演奏記号としての意味は載っていますが、イタリア語辞典などで原義を調べてみるのも面白いものではあります。音楽の中で使っていた意...

Satoshi Enomoto
2021年2月12日読了時間: 3分


【雑記】クラシック音楽との“溝”:日常と繋げること
忘れた頃に上がる話題に “クラシック音楽の敷居”、要するに「足を運んでもらいにくい」というものがありますが、個人的にはまず “敷居” 云々の問題ではなかろうと思っています。日本の場合は社交パーティーのようにドレスコードがあるわけでもありませんし、マナーと言っても要するには「...

Satoshi Enomoto
2021年2月5日読了時間: 3分


【音楽史】《トゥーランドット》と同時期の音楽
2/28に行う Razbliuto 2nd Concert のプログラムには、プッチーニの《トゥーランドット》の中のリュウのアリアが含まれています。告知記事はこちら。 《トゥーランドット》と言えば、プッチーニの最後の(未完の)オペラです。フィギュアスケートで使われたアリア『...

Satoshi Enomoto
2021年2月3日読了時間: 7分


【雑記】ソルフェージュや楽典を勉強すること
僕のブログを読んでくださっている人たちは元々音楽に興味を持っていたり、あるいは取り組んでいたりする層が多いでしょうし、『ソルフェージュ』や『楽典』という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。 ソルフェージュとは、歌うことや音楽を聴いて楽譜に書き取ったりすることを通して音楽...

Satoshi Enomoto
2020年11月27日読了時間: 4分


【雑記】(榎本的)楽譜の製本法
楽譜の製本という話題が度々出てきます。それこそ伴奏を頼まれるピアニストが「伴奏譜をただコピーしたまま渡された!」と言って苦言を呈したり晒したりという形で。 伴奏譜とは言え楽譜のコピーを譲渡するのはどうなん…?という考えは今はさておきますが、そのような場合だけでなく私的利用の...

Satoshi Enomoto
2020年10月25日読了時間: 4分


【感想】《隅田川》と《カーリュー・リヴァー》:残された者が祈ること
10月18日、横須賀芸術劇場にて、観世元雅の能《隅田川》とブリテンのオペラ《カーリュー・リヴァー》を連続上演するという尖ったプログラムを聴きました。 元々は東京オリンピックに合わせて「東西の交流と融合」をテーマに企画したプログラムだったようです。20世紀イギリスの作曲家であ...

Satoshi Enomoto
2020年10月18日読了時間: 3分


【雑記】和声の勉強を活かすこと
和声法、あるいは和声学とは、ざっくり言ってしまえば、どのように和音を構成するか、そして和音がどのように継続的に連結されていくか、ということに関する研究です。名前からすると、音楽の垂直的な側面についてのみ勉強するかのように思われますが、和音を形成する各声部がどのように繋がって...

Satoshi Enomoto
2020年10月12日読了時間: 5分


【感想】Lutherヒロシ市村還暦記念リサイタル:SNS歌曲集と、現代人のリアル
2020年10月4日、Lutherヒロシ市村先生の還暦記念リサイタルを聴いてきました。コロナ自粛後、他の演奏家のコンサートへ足を運ぶのはこれが初めてです。 Luther先生とはTwitterで知り合いました。Luther先生がご自身の考えを色々と発信しては反対意見にも応えて...

Satoshi Enomoto
2020年10月5日読了時間: 7分


【雑記】ピアノ学習教材を選ぶこと
ピアノという楽器の教材は古今東西に様々なものが存在します。ピアノの学習者たちはその中からいくつかを選んで取り組み、演奏技術を向上させていきます。そして実は決まりきった必修コースがあるわけではなく、ピアニストたちに「どんな教材を通ってきたか」を聞いてみると、意外にも多少の差が...

Satoshi Enomoto
2020年10月1日読了時間: 5分


【雑記】音楽と感情
「ここの音楽はどんな感情?」などという問いを投げかける人を見かける機会は決して少なくはないでしょう。それならばまだしも、「感情を込めて!」というナイーヴで抽象的すぎる指示を指導者が出し、生徒もわかりましたと言わんばかりに大袈裟なわざとらしいアクションで演奏をしようとする構図...

Satoshi Enomoto
2020年9月22日読了時間: 7分


【宣伝と質問】YouTubeや音取り支援など
ブログがすっかり週1ペースになってきました。更新に飽きたとかではなく、他のことをやっていたら優先順位が下がってしまっているだけです。他の音楽家たちのブログとは違って僕はこれを収入源にしていませんし(単に自分のホームページに広告のスペースを作るのが嫌という割としょうもない理由...

Satoshi Enomoto
2020年9月19日読了時間: 4分


【楽曲分析】曲の始まり方/終わり方
音楽は時間の上に成立する芸術です。Xという音の次にYという音が聴こえてくるか、Yという音の次にXという音が聴こえてくるかというだけでも、音楽は異なったものになります。音楽が文脈や論理に喩えられる点はここにあります。 作曲家たちが音楽を作る際に、どのように音楽を始め、どのよう...

Satoshi Enomoto
2020年9月7日読了時間: 7分
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