ブログがすっかり週1ペースになってきました。更新に飽きたとかではなく、他のことをやっていたら優先順位が下がってしまっているだけです。他の音楽家たちのブログとは違って僕はこれを収入源にしていませんし(単に自分のホームページに広告のスペースを作るのが嫌という割としょうもない理由)。
言い訳はさておきまして、ここ数日は自分としては新たな取り組みを始めたり、環境を整備したりしていました。
YouTube
まず、遅くもようやくYouTubeを日常的に動かし始めました。前々から録音や自作品をアップする場としてポートフォリオ的に使ってはいたのですが、その更新頻度はかなり低いものでした。僕自身、動画を作る技術を殆ど持っておらず、また喋りが特に上手いわけでもなく、そして動画としてウケるようなネタを何ら持っていないことが理由でした。専ら音源のアップロード先はSoundCloudだったのです。
コンサートができないなりに何か作品発表ができないものかと考えてオーディオインターフェースを購入し、ラ・モンテ・ヤングなんかを演奏した動画(音源付き静画)を上げたりしていましたが、大学の後輩であるピアニストの伊藤那実さんが歌曲や合唱曲の伴奏音源を投稿しているのを見て「これだ! 真似してみよう!」と思った次第です。伊藤さんの投稿は専ら日本歌曲に寄っていますが、ならば僕はそこに加えて外国語歌曲もやろうと思ったのです。
なにせ歌は飛沫の飛ぶ最たるものでしょうから、プロは今や動き出していても、アマチュアの皆さんは「伴奏やって!」などと頻繁に頼むのもなかなか抵抗があるでしょう。電子ピアノの音であることは(防音設備が一切無いという榎本家の録音環境の都合上)ご容赦いただきたいのですが、打ち込みではなく人間が弾いたカラオケ伴奏となっております。というわけで既に瀧廉太郎やモーツァルト等が上がっていますが、今後色々と時代も言語も多様にやっていこうと考えています。
もちろん榎本のことなので、月並みな曲目が出切るところまで続けられたらマニアック歌曲に直滑降しますがね。現時点では市販されている「名曲集」の中からピックアップしていますが、そういった曲集には載りにくいような、極めて個人的にオススメしたい歌曲が数多くあるのですよ。
なお、歌曲も合唱も室内楽も伴奏依頼は随時受付中です。リモートアンサンブルのピアノパートや編曲もなんなりと。
音取り支援
4月から階名唱を基本とするソルフェージュの個人レッスンを行っていますが、そのスピンオフ的なものとして「音取り支援」なるものを始めたいと思います。
演奏ということをするにあたっては、まず楽譜を読んでそれがどのような音楽であるかを確認しなければなりません。しかし、自力では楽譜を読んで的確な音をイメージすることができないとか、どうしても取りにくい音があるといった事例も現実には見られることでしょう。
そんな時にソルフェージュが役立つわけですが、それをとりあえず応急措置的にでも使いたいという方のための依頼受付です。本来ならやはり基礎から積み上げていくべきではあるのですが、その時間的余裕が無い場合もあるでしょう。ですから、定期的なレッスンという形ではなく単発の駆け込み相談としての面が強いです。また、このような扱いの方が「今歌っている曲の音の繋がりが複雑すぎてしんどいから知恵貸して」みたいなヘルプにも応えやすいかなと思いました。料金等はRequestページをご参照ください。
ウェブカメラ
ようやく導入しました。基本的にレジュメを大きく映しながらやっているためそこまで大きな違いは無いのですが、画面の向こうの榎本がオーバーアクションの身振り手振りを伴って喋っているのが見えるようになりました。なお今まで通り、レッスンでの顔出しの必要性はありません。
と、これらは現段階で既に始めたものでして、あとまだこれからやろうとしていることもいくつかあるのですけれども。
ここで皆様に質問したいのは、僕がどのような物事を提供すれば需要が満たされるかということであります。
伴奏音源が欲しいのか、作品紹介記事が欲しいのか、楽曲分析ノートが欲しいのか、音楽史を習いたいのか、埋もれた作曲家の自筆譜しかないような作品を浄書して出して欲しいのか…などといった具合でしょうか。どうしても現在展開しているレッスンなどは楽典の詳しい話を抜きにできないものですから敷居は決してゼロではないでしょうし、まだ演奏機会が完全復活とまで踏み切れないところで作曲編曲依頼をするのもどうかと思われるでしょう。ならば今提供できるものを優先的に提供したいと思うところであるわけです。
これについては今後の展開も見つつ、ホームページなりTwitterなりでリクエストしていただければと。どうぞよろしくお願いします。
Comments