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Satoshi Enomoto
1月2日読了時間: 5分
【音楽史】2025年にメモリアルイヤーを迎える作曲家
年が変わりましたが喪中ですので新年のご挨拶は差し控えさせていただきます。今年もどうぞよろしくお願いします。 普段から音楽関連のメモリアルイヤーを気にしながら選曲をしている節がありまして、企画の度に一々調べたりもしていたのですが、年始の時点で一通り調べて手元にまとめておけば...
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Satoshi Enomoto
2024年9月3日読了時間: 4分
【楽譜販売】『混声四部合唱のためのハーモニー・エチュード第2巻 短調による99の練習曲』
先日制作を始めたシリーズ『混声四部合唱のためのハーモニー・エチュード』の第2巻が完成しまして、販売も開始致しましたのでここで報告させていただきます。 榎本智史『混声四部合唱のためのハーモニー・エチュード 第2巻』(BOOTH)...
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Satoshi Enomoto
2024年8月17日読了時間: 8分
【感想】『湯浅譲二 95歳の肖像 合唱作品による個展』
8/12に豊洲シビックセンターにて開催された『湯浅譲二 95歳の肖像 合唱作品による個展』を聴きに行ってきました! この当日は湯浅譲二まさにその人の95歳の誕生日でしたが、残念なことに作曲者は先月に亡くなり、湯浅譲二の音楽がもたらしたものを再認識するための追悼演奏会となり...
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Satoshi Enomoto
2024年6月27日読了時間: 4分
【楽譜販売】『混声四部合唱のためのハーモニー・エチュード第1巻 長調による99の練習曲』:階名でザクザク歌う和声課題集
指導者たちの熱心な活動あっての成果か、階名を導入する合唱団がじわじわ増えているのを感じています。僕が所属する合唱団DIOや、伴奏を務めている横須賀国際合唱団なども階名によるソルフェージュ訓練を導入しています。 単旋律で歌える階名の教材としては既にコダーイの《333のソルフェ...
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Satoshi Enomoto
2024年5月15日読了時間: 6分
【演奏後記】第71回 湘南合唱祭:延長し続けた青春の話
5月12日、小田原で開催された第71回 湘南合唱祭に参加してきました。学生時代から所属している 合唱団DIO と、県央地域の7つの合唱団による合同合唱団 青唱ユースクワイア としての参加です。 合唱団DIOは今年に入ってから唯一のソプラノ団員の家庭の事情による休団が決まり、...
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Satoshi Enomoto
2024年4月11日読了時間: 8分
【名曲紹介】上田真樹:組曲『夢の意味』
昨年から僕は合唱集団EARTHという企画合唱団の伴奏者を務めています。一年ごとに決めた組曲に取り組むスタイルの合唱団でして、その期ごとにメンバーを募集するという形態を採っています。なるほど、歌いたい組曲の時だけ参加するという選択肢があるわけですね。...
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Satoshi Enomoto
2023年11月28日読了時間: 3分
【対訳】フライシュレン『心に太陽を持て』:信長貴富《くちびるに歌を》の原詩
Hab' Sonne im Herzen Cäsar Flaischlen(1864-1920) Hab' Sonne im Herzen, ob's stürmt oder schneit, 心に太陽を持て 嵐の日も吹雪の日も ob der Himmel voll...
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Satoshi Enomoto
2023年3月29日読了時間: 7分
【分析メモ】半音階の表現力
半音ずつ上行する/下行するという半音階進行は、西洋音楽史上の音楽表現において強烈な効果を何度も発揮してきました。一般にクラシックの聴衆が半音階を耳にする機会は、半音階が特に多用されるようになった19世紀ロマン派の音楽においてのものが多いでしょう。その時代にまで来ると半音階は...
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Satoshi Enomoto
2023年3月17日読了時間: 8分
【分析メモ】バロック時代の不協和音程の表現力:調和を超えて人間の表現へ
モンテヴェルディ(1567-1643)は生没年を見てもわかる通り、ルネサンス時代とバロック時代に跨がる位置にいる作曲家です。ルネサンス時代後期におけるマドリガルと、バロック時代初期におけるオペラを両方とも創作しました。 元々仕えていたマントヴァから暇を出されてしまったモンテ...
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Satoshi Enomoto
2023年3月16日読了時間: 5分
【分析メモ】ラッパを使わずにラッパが鳴る音楽【カリッシミ、ヘンデル】
管弦楽法は習わなかった上に詳しくないという有様でこのタイプの話題を書くことは気が引けるのですが、意識してみると面白い観点ではあると思うので書きたいと思います。 基音に対してその整数倍の周波数をもつ音のことを倍音と言います。その倍音の周波数が基音の周波数のn倍になる時、その倍...
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Satoshi Enomoto
2023年3月13日読了時間: 3分
【分析メモ】言葉を反復することによる強調表現【カリッシミ、ヘンデル】
「大事なことなので2回言いました」という文言があります。一方で、僕はあまり聞いたことがないのですが「大事なことなので一度しか言いません」という文言もあるそうです。どうでもいいことは大抵一度言って終わりなのですから、大事なことを同じ扱いにしてはいけないだろうと思いますし、僕は...
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Satoshi Enomoto
2023年2月8日読了時間: 6分
【名曲紹介】カリッシミ《イェフタ》:オラトリオの成立と、共に嘆く合唱
4/8にパルテノン多摩にて公演予定のバロック音楽を集めたコンサート『バロック=ドラマティック』は今や2ヶ月後に迫りました。バロック時代を彩る様々な作品集を前半に、カリッシミのオラトリオ《イェフタ》を後半に演奏します。 それぞれの作品ごとに一つの長い解説が書けてしまうほどの濃...
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Satoshi Enomoto
2022年12月31日読了時間: 5分
【演奏会告知】『バロック=ドラマティック/カリッシミ《イェフタ》』:本当は熱いバロック音楽【2023年4月8日(土)】
2022年の一般公開のコンサートは全て終演致しました。足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。 既に2023年のコンサート開催情報もいくつか公開を始めておりますが、中でも4月には特に大きな自主企画公演を行うことになりましたので、この記事ではそれについて書かせ...
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Satoshi Enomoto
2022年11月21日読了時間: 6分
【作曲】混声四部合唱とピアノのための《町田は神奈川》:闇鍋合唱曲を遊び倒せ!
今年は既に2つの合唱作品を書きました。 ♪混声五部合唱とピアノのための《町田は神奈川》 (作詞:榎本智史) ♪合唱付きバス独唱とピアノのための《シン・町田は神奈川》 (作詞:Lutherヒロシ市村 & 伊藤那実) …という、「町田は神奈川」ネタを擦るための合唱曲です。...
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Satoshi Enomoto
2022年11月17日読了時間: 9分
【感想】『松下耕と世界』:世界合唱音楽の現在とここから
10月14日、日本を代表する合唱作曲家である松下耕先生の還暦記念として、16人の作曲家が「信仰、希望、愛、そして友情」というテーマで書き下ろした全曲世界初演の演奏会『松下耕と世界 ─ 今を生きる作曲家の群像』が開催されました。Twitterでの抽選招待キャンペーンもやってい...
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