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【雑記】2025年の振り返り、来年の予定など

  • 執筆者の写真: Satoshi Enomoto
    Satoshi Enomoto
  • 2025年12月30日
  • 読了時間: 6分

【2025年演奏した作品】

(主なもの。弾いたもの、歌ったもの混在)


武満徹《明日ハ晴レカナ曇リカナ》

面川倫一《自戒》より〈むじゅん〉

ドビュッシー《版画》

リリ・ブーランジェ《明るい庭園にて》

サティ《"星たちの息子"からの3つの前奏曲》

サティ《世紀ごとの時間と瞬間の時間》

サティ《最後から2番目の思想》

ラヴェル《水の戯れ》

ラヴェル《ソナチネ》

ラヴェル《亡き王女のためのパヴァーヌ》

間宮芳生《合唱のためのエチュード》よりⅣ、Ⅵ、Ⅷ

幸田延《ヴァイオリンソナタ ニ短調》

ながはな『飲酒の歌2 おもしろ』

アイスラー《統一戦線の歌》

ベルク《4つの歌曲》Op.2

信長貴富『等圧線』

シサスク《星の組曲第2集"ベツレヘムの星カペラ"》

ラウタヴァーラ《ピアノソナタ第1番"キリストと漁夫"》

ラウタヴァーラ《ピアノソナタ第2番"火の説法"》

ペルト《アリーナのために》

ペルト《アリヌーシュカの快復のための変奏曲》

メラルティン《ピアノソナタ第1番"黙示録幻想"》

J.S.バッハ=メラルティン編《Ich halte treulich still》


 今年はサティ没後100年、ラヴェル生誕150年、メラルティン生誕150年だったということもあって、榎本には大変珍しくフランスもの(上半期)と北欧もの(下半期)が多数派を占めた一年となりました。秋に演奏したアイスラーとベルクでドイツ音楽成分を摂取していたようなものでした。ちなみにベルクは名古屋で演奏するという、榎本にしてはやはり珍しい遠征での演奏となりました。出張演奏・伴奏のご依頼もお待ちしております←


 一方で今年は歌う本番もそれなりに多かったように思います。かながわヴォーカルアンサンブルコンテストKVECに横須賀国際合唱団と合唱団DIOで合同を組んで出場して銅賞も受賞しました。湘南合唱祭では間宮芳生に挑戦し、タンバリンを叩きながら歌い(謡い)ました。コールなみもながはな個展、副次的文化系合唱祭と舞台に舞い戻りましたね。これらで終わりかと油断していたら、昨年伴奏した合唱集団EARTHからもバスのエキストラの依頼まで… ここ2年ほど、バリトンないしバスのエキストラの仕事を頼まれることが出てきていて、自分でも予想外の需要に驚いています。



 なお、チュルリョーニス生誕150年は普通に見落としました。やっぱり紙の楽譜を持っていない作曲家に対しては注意が向きにくいですね。


 そういえば、今年は音楽仲間が所属するYouTuberグループ「のらクラシック部」さんとのコラボでヴェーベルン《ピアノのための変奏曲》の解説動画を作りました。僕自身も一応自分のYouTubeチャンネルを持ってはいるものの、動画を作る技術は皆無に等しく、結局演奏を淡々とアップするだけの超淡白なチャンネル運用をしているため特に登録者が増えるわけでもないという状況でいたのですが、このコラボで40人ほど登録者が増えてくれました。同時に、のらクラシック部さんの撮影の様子も見せていただき、「こういう風にすれば視聴者に楽しんでもらえるのか~」ということも学びました。




【2025年作曲&編曲した作品】


ヨハン・シュトラウスⅡ世《ペルシャ行進曲》

ヨハン・シュトラウスⅡ世《エジプト行進曲》

ヨハン・シュトラウスⅡ世《ハプスブルク万歳!》

ヨハン・シュトラウスⅡ世《東方のおとぎ話》

ヨハン・シュトラウスⅡ世《Seid umschlungen, Millionen!》

ホルスト『セント・ポール組曲』

トラディショナル《We wish you a merry Christmas》

榎本智史《Voice and Whistle》

(いずれ公開します)


 今年はヨハン・シュトラウスⅡ世の生誕200年でもありました。せっかくなので既に市販で世に出ているものではない作品をセレクトしてピアノ連弾に編曲しました。難度はそこまで高くないはずですが、いくつかの作品は演奏時間がそれなりに長いため人を選ぶかもしれません。


 何故ここにホルストの2台ピアノ編曲があるのかというと、去年(ホルスト生誕150年)のうちに完成できなかった宿題を今やったということです。こちらは筋肉で解決するタイプの無茶振りも含まれる編曲で、そうそう挑戦する人はいないだろうと思っていたのですが、どういうわけか時々勇敢な購入者が現れています。


 様々な要因からすっかり作曲が休業状態だったのですが、『眞壁の野望作曲コンテスト』の提出曲として《Voice and Whistle》を書きました。素材を切り詰めた二重奏のモデルとして考えた作品です。これを一旦書いておけば、今後はもう少し緩く二重奏を書けそうだと自分では思っています。



【2026年演奏予定】

(主なもの。弾くもの、歌うもの混在)


M-A.シャルパンティエ《降誕祭のための真夜中のミサ曲》

髙田三郎《水のいのち》

アベタカヒロ《最愛》

ほか、榎本智史編曲作品


 2026年は企画合唱団Harmonia Suavisの演奏会(オルガン通奏低音と歌)、湘南合唱祭(合唱団DIOとして参加)、横須賀国際合唱団単独演奏会(ピアノ伴奏と歌)、伊藤那実生誕30周年なみフェス(コールなみとして出演)…というラインナップが日付含めて決定しています。順に告知記事を書いていくつもりです。


 2026年にメモリアルイヤーを迎える作曲家の中ではファリャが好きなのですが、プログラムを1本組めるほどのアイデアは浮かんでおらず、恐らく私的演奏協会(解説付き試演会企画)に留める可能性が高いです。こちら引き続き投げ銭形式で開催予定です。


 あとは知り合いの声楽家複数人から「《月に憑かれたピエロ》のピアノソロ伴奏版弾いてよ」と言われているので、流石に譜読みを始めなければなりません。物理的に弾ける気がしませんが、頑張りたいとは思います。



【その他勉強】


 ピアノが練習できない移動時間や夜の時間を使って音楽以外の勉強にも取り組んでいるところです。


 今年特に力を入れたのは語学でしょうか。高校時代の教材を引っ張り出して英語を復習しつつ、ドイツ語を中心に勉強中です。これが切っ掛けとなって言語を学習することそのものが楽しくなりつつありまして、韓国語、オランダ語、インドネシア語、アラビア語まで齧り始めました。やはり西ゲルマン語群の仲間であるだけあって、英語 ⇔ オランダ語 ⇔ ドイツ語に似ているところが多々あり、比較しながら勉強すると大変に面白いです。いろいろ齧ってみたおかげか、国際交流会にボランティア参加して自分が学んでいないベトナム語やシンハラ語を目にした時も怖気づくことはありませんでした。


 並行して、山川出版社の『もういちど読む』シリーズで高校社会科も勉強し直しています。元はと言えば倫理を高校時代に独学で勉強した以来ぶりにもう一度学び直そうとしたのが発端なのですが、20世紀の音楽を主軸においている手前、近代史は絶対に知っておかねばならないと考えて『日本近代史』『世界現代史』を読み、習ったのに忘れていたことも知らなかったことも色々見つけて愕然としたところでした。今はその続きで『日本戦後史』を読んでいます。


 古い音楽にも手を出すと天文学と音楽の関係なども目に入ってくるものです。語学と歴史に加えて、次は理数科目なんかも学び直したいと考えています。結局音楽を考える材料にはなってくれる気がします。



 一人の音楽家として聴衆に何を問いかけることができるかを考えることが増えました。引き続き音楽を探究しつつ、より様々なものから学びを得たいと思います。来年もまたよろしくお願いします。

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