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【名曲紹介】ベルク《ピアノソナタ》Op.1:伝統的な書法によって覆されたソナタ
アルバン・ベルク(Alban Berg, 1885-1935)はシェーンベルクの門下生の一人として知られます。後にはシェーンベルクの考案した十二音技法を後期ロマン派的な作風の中で用い、シェーンベルク一門の中では比較的人気を手に入れた作曲家であると言えるでしょう。...

Satoshi Enomoto
2024年4月22日読了時間: 7分


【名曲紹介】上田真樹:組曲『夢の意味』
昨年から僕は合唱集団EARTHという企画合唱団の伴奏者を務めています。一年ごとに決めた組曲に取り組むスタイルの合唱団でして、その期ごとにメンバーを募集するという形態を採っています。なるほど、歌いたい組曲の時だけ参加するという選択肢があるわけですね。 そういうわけで、僕が伴奏を引き受けた組曲は上田真樹『夢の意味』です。この伴奏を引き受けるまでは、組曲の存在は知っていて一部の曲だけ聴いたことがある…という状態でした。僕の周りの同世代の合唱人の間では根強い人気のある曲なのではないかと思います。だからみんなもっと奮って参加してくれというのが本音ではあるのですが。 さて、合唱集団EARTHはジャンニこと鈴木智士さんの指導の下、日々練習を行っています。ジャンニさんや参加メンバーの皆さんがこの組曲についてどのような考えや思いを持っているかということは僕としても気になるところですが、ここではそれはさておいて、僕個人のこの組曲の受け止めを書いていきたいと思います。合唱集団EARTHとしての見解ではないので、その点はご承知の上でお読みください。...

Satoshi Enomoto
2024年4月11日読了時間: 8分


【雑記】「百聞は一見に如かず」と毎日復唱せよ!
こうして文章を徒然に書いたりネットを運用したりすることによってコンサートやレッスンの宣伝広報にしようなどということを企んでいる身にとって大きなブーメランになることを書きたいと思います。なお、それらを貶める意図はありません、念のため。...

Satoshi Enomoto
2024年4月9日読了時間: 3分


【雑記・音楽理論】音楽の要素の「何故」と「何」を考えること:ベルク《夜》を例に
音楽家、特にクラシックの演奏家たちが、自分の演奏する曲の楽譜に形式や和音記号を書き込んで「楽曲分析」や「和声分析」などと言っているのを見ることがあります。あるいは演奏会のMCで、楽曲がソナタ形式でできているだの、全音音階を使っているだのということをPRするのを見ることもあり...

Satoshi Enomoto
2024年4月4日読了時間: 3分


【演奏企画告知】『私的演奏協会Vol.2:ベルク《ピアノソナタ》Op.1』【2024.4.27】
『私的演奏協会Vol.2:ベルク《ピアノソナタ》Op.1』 2024年4月27日(土) 14:00~ / 15:30~ 各回定員15席 要予約 各回所要時間:約1時間(休憩無し) 15分前開場 会場 空音舎(京急「雑色」駅より徒歩) 入場無料 投げ銭歓迎 予約申込メール...

Satoshi Enomoto
2024年4月3日読了時間: 3分


【分析メモ】全音音階の構成音を全て鳴らした和音はドミナントの機能を担える
唐突な話題ですが、全音音階という音階があります。 皆様に親しみのある長旋法ドレミファソラティドと短旋法ラティドレミファソラなどは、簡略化すれば全音と半音の音程の順列で構成されています(実際には全音の種類、半音の種類でも区別あり)。全音音階はオクターヴ間を全音の音程だけで構成...

Satoshi Enomoto
2024年2月27日読了時間: 2分


【感想】Lutherヒロシ市村『シューベルト:冬の旅』
Lutherヒロシ市村先生のリサイタル『シューベルト:冬の旅』を聴きに行ってきました。伴奏は伊藤那実さん、翻訳・字幕は三輪えり花先生です。 日頃は有名曲に対しては「またあの曲をやるのか」などと感じてしまって食指の動かない榎本ですが、シューベルトの《冬の旅》のような作品ともな...

Satoshi Enomoto
2024年2月20日読了時間: 7分


【演奏会告知】中林嘉愛&榎本智史『おとなつこん -初夏と歌曲-』【2024.5.25-26】
『おとなつこん -初夏と歌曲-』 出演 中林嘉愛(Sop.) 榎本智史(Pf.) 曲目 モーツァルト《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》KV165 モーツァルト《ジーグ》KV574 ベルク《7つの初期の歌》 ベルク《ピアノソナタ》Op.1 カゼッラ《1300年代の3つの歌》...

Satoshi Enomoto
2024年2月15日読了時間: 4分


【演奏企画告知】シェーンベルク生誕150年『私的演奏協会:3つのピアノ曲 Op.11』:直観によって音楽を捉えること【2024.3.9】
2024年3月9日(土) ① 11:00~ ② 13:15~ 15分前開場 各回1時間程度 シェーンベルク生誕150周年企画 『私的演奏協会:3つのピアノ曲 Op.11』 曲目 シェーンベルク《3つのピアノ曲》Op.11 他、関連楽曲の一部 演奏・解説 榎本智史 会場...

Satoshi Enomoto
2024年2月14日読了時間: 4分


【雑記】昔演奏した曲を演奏すると当時のままのような演奏になってしまうこと(悪い意味で)
「演奏する」ということを頻繁にやっていると、一度は演奏した経験のある曲を再び引っ張り出して弾くということも出てくるようになりました。そうは言っても僕なんかはその頻度がまだ少ない方でしょうし、世間に引っ張りだこの方々はそれこそ特定のラインナップをすぐに弾けるレパートリーとして...

Satoshi Enomoto
2024年2月6日読了時間: 4分


【名曲紹介】ベートーヴェン《ピアノソナタ第24番「テレーゼ」》Op.78
ベートーヴェンのピアノソナタに関して、20番代のソナタでは恐らく第21番や第23番、第29番といった大規模なもの、が人気を集めるでしょう。その一方で、小規模な興味深いソナタも存在しています。2楽章構成のピアノソナタはハイドンにも前例がありますし、ピアノに限らなければモーツァルトも書いていますから、その楽章構成自体が特に奇妙というわけではないのですが、しかしその一曲一曲がやはりそれぞれの特色をもった作品であることは認められるでしょう。 僕は今、その中の第24番を必死に練習しているところです。演奏時間はリピートして弾いてもたった10分ほどという規模の、性格的には可愛らしい表情をもつソナタですが、いざ弾いてみると非常に繊細なコントロールと安定感を奏者に要求する作品です。2月12日に演奏することになっているわけですが、すっかり練習にかかりっきりで宣伝を効果的に展開できていないということもあり、手元の考えも交えて記事にして放流しようという次第です。 このソナタ第24番Op.78が作曲されたのは1809年のことです。前作の第23番「熱情」の作品番号がOp

Satoshi Enomoto
2024年1月9日読了時間: 6分


【楽譜販売】シェーンベルク《クリスマスの音楽》ヴァイオリン+ピアノ連弾版
メリークリスマス! とっくにBOOTHは更新していたのですが、先月の『早すぎるクリスマスコンサート』が終わってから色々と慌ただしく、記事として書くタイミングを逸していました。しかしこの編曲ばかりはどうしてもクリスマスには宣伝しなければならないと思いまして、どうにかこの記事を...

Satoshi Enomoto
2023年12月24日読了時間: 3分


【楽譜販売】シェーンベルク《ノットゥルノ》ヴァイオリン+ピアノ連弾版
シェーンベルクの名前は、専ら「無調」や「十二音音楽」と結びつけられて認知されていることでしょう。しかしその一方で、《浄められた夜》や《グレの歌》などの作品によって、彼が元々は後期ロマン派の作曲家として出発していることも知られていることと想像します。...

Satoshi Enomoto
2023年12月21日読了時間: 3分


【楽譜販売】グルーバー《きよしこの夜》ピアノ連弾編曲
《きよしこの夜》と言えば、世界的に多くの人々が知っているであろうクリスマス・キャロルでしょう。1818年にオーストリア・ザルツブルク州のオーベルンドルフにて制作されました。作詞はモール(Joseph Mohr, 1792-1848)、作曲はグルーバー(Franz Xaver...

Satoshi Enomoto
2023年12月3日読了時間: 2分


【対訳】フライシュレン『心に太陽を持て』:信長貴富《くちびるに歌を》の原詩
Hab' Sonne im Herzen Cäsar Flaischlen(1864-1920) Hab' Sonne im Herzen, ob's stürmt oder schneit, 心に太陽を持て 嵐の日も吹雪の日も ob der Himmel voll...

Satoshi Enomoto
2023年11月28日読了時間: 3分
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