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【演奏会告知】『ドイツ音楽の夕べ』/『月に憑かれたピエロ』:ドイツ音楽の19世紀→20世紀
2022年には個人的にも大きな位置を占める本番がいくつか予定されています。その最初のものが、1月に開催した『古典派のやさしいソナタ』でした。古典派のソナタを5曲(+アンコールの悲愴)連続で弾くともなると、これはなかなか気軽に開催できるものではないわけです。2月、3月とソロの...

Satoshi Enomoto
2022年2月25日読了時間: 5分


【演奏会告知】表現主義に踏み出すシェーンベルク:及川音楽事務所スプリングサロンコンサート
今月はファリャ→バルトークという近代民族主義音楽をお送りしました。この後は、依頼として受けている伴奏を色々こなしつつも、焦点は4月の《月に憑かれたピエロ》公演へと合わせていきます。そちらの稽古も始まるのでいよいよ忙しくなるのですが、やはり《月に憑かれたピエロ》に関しては、演...

Satoshi Enomoto
2022年2月20日読了時間: 4分


【名曲紹介】ファリャ《ベティカ幻想曲》:アンダルシア民族への賛歌
近代スペインの作曲家 ファリャ(Manuel de Falla, 1876-1946)の名前は、クラシックを聴いている人の中でも特にスペインやバレエ方面に興味を持たない限りは触れる機会もそこまで多くないかもしれません。決して無名な作曲家ではないのですが、そもそもスペインのクラシック自体が他国と比べて影が薄いという状況はあるように思います。確かに時代のメインストリームという立ち位置ではないでしょうし。 ファリャの生地はアンダルシア地方の町カディス。マドリードに移住してからはマドリード王立音楽院教授であったトラゴにピアノを師事し、同時期には作曲も試みていきます。 1902年から1904年にかけて、ファリャは当時のスペイン民族音楽研究の第一人者であったペドレル(Felipe Pedrell, 1841-1922)に作曲を師事しました。ペドレルはグラナドスの師でもあり、アルベニスを民族主義に引き入れた人物でもあります。ファリャの音楽における民族主義路線も、ペドレルからスペイン音楽史や民族音楽の書法を学んだことに大きな影響を受けているでしょう。...

Satoshi Enomoto
2022年2月9日読了時間: 6分


【演奏会告知】バルトークの民謡編曲:及川音楽事務所ウィンターサロンコンサート
今月の本番は2つあるのですが、どちらも出演を決めたのは1月の頭のことでした。まだコロナもあまり感染拡大しておらず、それこそ先の1/22にどうにか行った『古典派のやさしいソナタ』も「まあどうにかいけるでしょ!」くらいに思っていた時期です。まさかこんなにもなろうとは…...

Satoshi Enomoto
2022年2月3日読了時間: 4分


【雑記】演奏しなくても音楽は楽しめる:演奏したら"より"楽しいかもしれない
音楽文化を支えているのは、プロの職業音楽家だけではありません。趣味として音楽を嗜むアマチュアの音楽家や、さらには聴き専の人たちでさえも、立派に音楽文化の担い手であるわけです。自分自身で演奏も作曲もできない人が音楽文化に何の影響ももたらさないなんてことは全く無く、演奏会に行っ...

Satoshi Enomoto
2022年2月1日読了時間: 5分


【演奏会告知】スペイン・ポルトガルのクラシック:及川音楽事務所フレッシュガラコンサートVol.211
僕が住んでいる神奈川県にも、コンサートをやる東京都にも蔓延防止等重点措置が発令され、新規感染者も過去最多を記録していて、演奏会告知自体が躊躇われる時期になりました。 実はそんな中でも2月には13日(日)、19日(土)と、2つ本番があります。どう考えても感染拡大による集客爆死...

Satoshi Enomoto
2022年1月24日読了時間: 4分


【雑記】納得できていないものは薦められない:自分で広報活動をする理由
余程の名声でも無い限り、音楽家自身が地道な広報活動をしてまわるということは、あまり一般には知られていないかもしれませんが大多数の現実であります。 実際には昔など、高名な音楽家であっても地域の有力者のパーティーに顔を出さねば営業にならなかったなどという話を聞きます。意外に足を...

Satoshi Enomoto
2022年1月13日読了時間: 5分


【雑記】批判(評価判断)しよう!
世間では、煙たがるニュアンスで「○○は批判ばかり」などという言葉を聞くようになりました。なにもSNSに限った話ではなく、どころか生身の対面の社会でもありふれた言い方になりつつあります。 そのように「批判」という言葉が使われる時には、大抵の場合「○○は文句ばかり」と同義と考え...

Satoshi Enomoto
2022年1月10日読了時間: 4分


【音楽理論】形式を意識する第一歩
見方は色々とあるのですが、という前置きをしつつ。 言葉(テクスト)の無い音楽、具体的に限定してしまえば特に楽器のみの音楽に対する聴き方について困惑を覚える人は多いかもしれません。音楽の進行が具象的な言葉で説明されるならば、それを拠り所にして音楽を受け止めるということもできる...

Satoshi Enomoto
2022年1月6日読了時間: 3分


【楽典】五線と音部記号のしくみ:表記できる音域と11線譜の話
五線譜という表記システムを持つ音楽に関わっている方は、今や少なくないでしょう。世界規模で見ればこの表記システムはまったく普遍的というわけでもなく、むしろ五線譜はおろか楽譜自体を持たない音楽の方が多いであろうというくらいなのですが、しかし記譜法というものの中ではかなりの程度シ...

Satoshi Enomoto
2021年12月28日読了時間: 6分


【ソルフェージュ】初めましてだけど実は再会:面影から導く初見演奏
ソルフェージュのレッスンでもピアノのレッスンでも、「初見ってどうしたらできるようになりますか?」といった質問をされます。僕だってそんなに初見が利く人間じゃないが…などとは思いつつも、まあ確かにその場で出された伴奏譜やコード譜をパッパカと読んで弾いたりする様子は、見ている側か...

Satoshi Enomoto
2021年12月26日読了時間: 4分


【雑記】ピアノ弾きが陥りやすい(?)バッハ観の話
周りを見ていて、色々な音楽に対する色々な意見を目にすることは多々あります。その人にとってそのように受け止められているということ自体は決して悪いことだとは思いません…が、それによって世界への視野が狭い方へと収束していくことを勿体無いとは思います。...

Satoshi Enomoto
2021年12月23日読了時間: 3分


【雑記】ずっと同じ曲ばかり弾くのではなく
日本だけかどうかはわかりませんが、ピアノの勉強というと同じ曲を長い期間じっくりと練習するスタイルの方がイメージされることは多いかもしれません。実状としてはむしろ自分の弾きたいものやら頼まれたものやらで様々な曲を同時進行で練習していることの方が多いです。...

Satoshi Enomoto
2021年12月22日読了時間: 4分


【雑記】「忘れられる曲には忘れられる理由がある」?:残そうとするから作品は残るという話
題の言葉は、例えば作曲家が未発表のままうっかり紛失したなどという場合の話ではなく、「名曲と言われない曲は名曲になり得ない要因を抱えている」という意味で言われるものです。 このような思考は、決してアマチュアや聴衆ばかりのものではなく、音楽のプロフェッショナルと見なされる人々の...

Satoshi Enomoto
2021年12月14日読了時間: 5分


【雑記】時間とお金をかけられたらいいのに
現時点で仕事としてやっていることと言えば、演奏(ソロより伴奏がメイン)、指導(個人で教えているソルフェージュ、音楽理論、音楽史、そしてコダーイラボ)、創作(作曲より編曲がメイン)の分野に大まかに分かれます。 この中で演奏の仕事は、コロナの感染拡大に伴って無くなることが多々あ...

Satoshi Enomoto
2021年12月11日読了時間: 3分
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