top of page

検索


【楽典・雑記】原義を重視しすぎても…
現在用いられるクラシック音楽の演奏記号の多くがイタリア語(ドイツ語、フランス語などもある)であることは一般にも知られているでしょう。音楽辞典を引いても演奏記号としての意味は載っていますが、イタリア語辞典などで原義を調べてみるのも面白いものではあります。音楽の中で使っていた意...

Satoshi Enomoto
2021年2月12日読了時間: 3分


【雑記】ソルフェージュや楽典を勉強すること
僕のブログを読んでくださっている人たちは元々音楽に興味を持っていたり、あるいは取り組んでいたりする層が多いでしょうし、『ソルフェージュ』や『楽典』という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。 ソルフェージュとは、歌うことや音楽を聴いて楽譜に書き取ったりすることを通して音楽...

Satoshi Enomoto
2020年11月27日読了時間: 4分


【雑記】和声の勉強を活かすこと
和声法、あるいは和声学とは、ざっくり言ってしまえば、どのように和音を構成するか、そして和音がどのように継続的に連結されていくか、ということに関する研究です。名前からすると、音楽の垂直的な側面についてのみ勉強するかのように思われますが、和音を形成する各声部がどのように繋がって...

Satoshi Enomoto
2020年10月12日読了時間: 5分


【楽曲分析】曲の始まり方/終わり方
音楽は時間の上に成立する芸術です。Xという音の次にYという音が聴こえてくるか、Yという音の次にXという音が聴こえてくるかというだけでも、音楽は異なったものになります。音楽が文脈や論理に喩えられる点はここにあります。 作曲家たちが音楽を作る際に、どのように音楽を始め、どのよう...

Satoshi Enomoto
2020年9月7日読了時間: 7分


【ソルフェージュ】階名唱と旋律分析:思考回路の強制起動
「飲むだけで痩せます!」「聞き流すだけで英語が喋れるようになります!」「買うだけで罪を償えます!」…などというのは、実際の効果は知りませんが、いかにも怪しまれそうな商売文句です。そんなに楽でいいんですか!?という心理でしょう。...

Satoshi Enomoto
2020年7月23日読了時間: 6分


【雑記】“納得”と“説得”:音楽を勉強すること
時折思い出したように議論が起こる、他愛もない話題があります。 自分が楽しまなければ 相手を楽しませることもできない vs 自分が楽しめなくても 相手を楽しませるのがプロ …というものです。 かのC.P.E.バッハは著書『クラヴィーア奏法』の中で、「音楽家は自分自身が感動する...

Satoshi Enomoto
2020年7月9日読了時間: 4分


【雑記・検証】ハノンピアノ教本は1時間で弾けるのか算出してみた
“ハノン” といえば、ピアノを習ったことのある人ならすぐに思い当たる名前でしょう。あの機械的な指の訓練に徹する練習曲集です。 書いた人はフランスのピアノ教師 アノン(Charles-Louis Hanon, 1819~1900)ですが、最初に輸入された時にそう読まれてしまっ...

Satoshi Enomoto
2020年6月28日読了時間: 5分


【雑記】聴音の “レッスン” とは
「聴音」という言葉が一体どれほど世間に認知されているかはわかりませんが、一応説明しておくと、演奏された音楽を聴き取って楽譜に書き起こすことを指します。 「耳コピ」と言った方がイメージしやすいでしょうか。音楽家を目指す人たちは聴音の訓練を必ず課されるものであり、音楽学校の入試...

Satoshi Enomoto
2020年6月14日読了時間: 5分


【雑記】オンラインレッスン3ヶ月目 ~聴音動画はじめました~
コロナ自粛で6月末までの演奏本番は全て中止や延期となり、そこから合唱伴奏の収入も失くなってしまったことを切っ掛けに細々と試行してきたオンラインレッスン。早くも6月に突入しました。 もちろん演奏家としてコンサートを開いてお金をいただけるのは嬉しいことですし、できるならそれに越...

Satoshi Enomoto
2020年6月11日読了時間: 7分


【音楽理論】音名象徴:暗号はお好き?
突然ですが、推理小説はお好きですか? 僕は大好きです。エドガー・アラン・ポーは昔からお気に入りですし、父の影響でアガサ・クリスティも読みますし、ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズも揃えてしまいました。 その中でも特に好きなのが、ポーの『黄金虫』です。暗号を解いて財宝を探...

Satoshi Enomoto
2020年6月3日読了時間: 6分


【雑記】作曲試行のススメ:思考と苦労を知るための
類は友を呼ぶのか、僕の周りには演奏家として活動しながら作曲もしている人が多いように感じます。母校の大学のピアノ科の先生方でそういった方はあまり見なかったはずですが、ピアノ科の同級生にはそれこそ普通にいるのです。そして大学の外に出てみると、やはり近い年代の演奏家たちが作曲もし...

Satoshi Enomoto
2020年5月29日読了時間: 8分


【音楽理論】テンポ:標語と数値と実際と
合唱団で「学校で習った速度標語の復習をしたい」という声が上がったことがあります。LargoとかModeratoとかAllegroとかいう標語がどんなテンポを示しているのかということですね。 中学校や高校の音楽の教科書の巻末には、様々な速度標語が列挙された表が掲載されているこ...

Satoshi Enomoto
2020年5月13日読了時間: 7分


【音楽理論】音楽は時間を持っている:音符と拍子
五線譜をグラフとして見た時に、縦軸が音の高さを示しているという話を以前書きました。 https://www.virtuoso3104.com/post/graph 今回は横軸編です。 短い音、長い音…というように、音には長さがあります。これを専門用語で音価と言いますが、この...

Satoshi Enomoto
2020年5月9日読了時間: 5分


【名曲紹介】モーツァルト《ロンド》KV485:転調と形式の大実験
しばらく放置していた名曲紹介もたまには書いていきます。 今回取り上げるのは、ピアノ学習者ならば必ず一度は弾くことになるであろう、モーツァルトの《ロンド》KV485です。全音のソナチネアルバムにも収録されていますね。僕も中学生の時に弾きました。実際、技術的難易度は比較的易しい...

Satoshi Enomoto
2020年5月4日読了時間: 4分


【音楽理論】物語の起承転結:音楽の「形式」の話
何か物語を思い浮かべていただきたいのですが、事件が起きて~それが発展して~結末がどうなる、という流れが(程度の差はあれ)存在すると思います。それを「起承転結」などという言葉で表したりしますね。 元々は漢詩の絶句の構成「起句」「承句」「転句」「結句」のことだそうです。四コマ漫...

Satoshi Enomoto
2020年4月30日読了時間: 6分
bottom of page


