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【雑記・音楽理論】音楽の要素の「何故」と「何」を考えること:ベルク《夜》を例に
音楽家、特にクラシックの演奏家たちが、自分の演奏する曲の楽譜に形式や和音記号を書き込んで「楽曲分析」や「和声分析」などと言っているのを見ることがあります。あるいは演奏会のMCで、楽曲がソナタ形式でできているだの、全音音階を使っているだのということをPRするのを見ることもあり...

Satoshi Enomoto
2024年4月4日読了時間: 3分


【演奏企画告知】『私的演奏協会Vol.2:ベルク《ピアノソナタ》Op.1』【2024.4.27】
『私的演奏協会Vol.2:ベルク《ピアノソナタ》Op.1』 2024年4月27日(土) 14:00~ / 15:30~ 各回定員15席 要予約 各回所要時間:約1時間(休憩無し) 15分前開場 会場 空音舎(京急「雑色」駅より徒歩) 入場無料 投げ銭歓迎 予約申込メール...

Satoshi Enomoto
2024年4月3日読了時間: 3分


【分析メモ】全音音階の構成音を全て鳴らした和音はドミナントの機能を担える
唐突な話題ですが、全音音階という音階があります。 皆様に親しみのある長旋法ドレミファソラティドと短旋法ラティドレミファソラなどは、簡略化すれば全音と半音の音程の順列で構成されています(実際には全音の種類、半音の種類でも区別あり)。全音音階はオクターヴ間を全音の音程だけで構成...

Satoshi Enomoto
2024年2月27日読了時間: 2分


【演奏企画告知】シェーンベルク生誕150年『私的演奏協会:3つのピアノ曲 Op.11』:直観によって音楽を捉えること【2024.3.9】
2024年3月9日(土) ① 11:00~ ② 13:15~ 15分前開場 各回1時間程度 シェーンベルク生誕150周年企画 『私的演奏協会:3つのピアノ曲 Op.11』 曲目 シェーンベルク《3つのピアノ曲》Op.11 他、関連楽曲の一部 演奏・解説 榎本智史 会場...

Satoshi Enomoto
2024年2月14日読了時間: 4分


【楽譜販売】シェーンベルク《クリスマスの音楽》ヴァイオリン+ピアノ連弾版
メリークリスマス! とっくにBOOTHは更新していたのですが、先月の『早すぎるクリスマスコンサート』が終わってから色々と慌ただしく、記事として書くタイミングを逸していました。しかしこの編曲ばかりはどうしてもクリスマスには宣伝しなければならないと思いまして、どうにかこの記事を...

Satoshi Enomoto
2023年12月24日読了時間: 3分


【雑記・音楽理論】NHK大河『風林火山』OPテーマから学んだ跳躍音程のエネルギー
今ではすっかりTV自体を観なくなってしまいましたが、中学生~高校生の頃はNHKの大河ドラマをよく観ていました。特に僕は日本史に詳しかったわけではないのですが、主に父と末弟が興味をもって観ていたのです。僕の興味はやはりそのドラマに付いている音楽の方に向かいました。後になってか...

Satoshi Enomoto
2023年10月28日読了時間: 3分


【雑記・分析メモ】山田耕筰《曼珠沙華》の跛行リズムにはテヌートが付いている
依頼されて山田耕筰の《曼珠沙華》(読みは「ひがんばな」)の伴奏をすることになっています。山田耕筰の歌曲の中では有名な曲の一つですから、もちろん曲の存在は知っていますし、大学1年生の時にアンサンブルの授業で譜読みだけした記憶があります。...

Satoshi Enomoto
2023年10月20日読了時間: 2分


【楽典】数字譜の読み方
SNSのX(旧Twitter)を眺めていたところ、昔の楽譜の解読を求めるニュース記事が目に留まりました。 《横須賀音頭》ですって? この夏に4年ぶりに開催された僕の地元・神奈川県横須賀市の矢之津の盆踊りでは《よこすか音頭》と《よこすか開国おどり》が踊られたものですが、上に載...

Satoshi Enomoto
2023年9月20日読了時間: 4分


【録画配信】シェーンベルク《ピアノのための組曲》Op.25
9月9日に行いました『公開試演会:シェーンベルク《ピアノのための組曲》Op.25』の通奏2回分の録画を公開します! 実際の場では弾いて喋ってを繰り返し、最後に通して演奏したのですが、録画したのは最後の通しだけです。全て録ることも不可能ではなかったのですが、動画の時間も長くフ...

Satoshi Enomoto
2023年9月13日読了時間: 4分


【感想】櫻井元希『旋法とヘクサコルド』ワークショップ:便利な方を選んで失ったもの
ヘクサコルドというものに興味を持ったのは、実のところ、ここ1, 2年のことです。やはりきっかけはコダーイラボで西洋音楽史を担当することになったので普段自分があまり意識を向けていない分野も総浚いで勉強し直したことでしょうか。...

Satoshi Enomoto
2023年9月1日読了時間: 7分


【名曲紹介】モーツァルト《アダージョ ロ短調》KV540:天才の陰鬱と深淵
モーツァルトのピアノ作品と聞くと、多く思い浮かべるのは天才の筆致で書かれた軽やかで明快な音楽でしょうか。クラシックに馴染みの薄い方々でもなんとなくイメージする通り、音楽のアイデアを次から次へと考え出せるような人ではあったでしょうから、そのイメージが間違っているわけではないと...

Satoshi Enomoto
2023年5月2日読了時間: 7分


【分析メモ】半音階の表現力
半音ずつ上行する/下行するという半音階進行は、西洋音楽史上の音楽表現において強烈な効果を何度も発揮してきました。一般にクラシックの聴衆が半音階を耳にする機会は、半音階が特に多用されるようになった19世紀ロマン派の音楽においてのものが多いでしょう。その時代にまで来ると半音階は...

Satoshi Enomoto
2023年3月29日読了時間: 7分


【分析メモ】バロック時代の不協和音程の表現力:調和を超えて人間の表現へ
モンテヴェルディ(1567-1643)は生没年を見てもわかる通り、ルネサンス時代とバロック時代に跨がる位置にいる作曲家です。ルネサンス時代後期におけるマドリガルと、バロック時代初期におけるオペラを両方とも創作しました。 元々仕えていたマントヴァから暇を出されてしまったモンテ...

Satoshi Enomoto
2023年3月17日読了時間: 8分


【分析メモ】シェーンベルクの十二音による作曲法は「十二音を順序を決めて均等に使用する」ものであるか?①【《5つのピアノ曲》Op.23よりワルツ】
巷ではいわゆる"十二音技法"について、「十二音を順序を決めて均等に使用する(そのことによって調性を破壊する)」と説明されることが多いようです。 一口に"十二音音楽"と言いましても、新ヴィーン楽派の中でさえシェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクの十二音の運用への意識はそれぞれ異...

Satoshi Enomoto
2023年3月14日読了時間: 4分


【分析メモ】言葉を反復することによる強調表現【カリッシミ、ヘンデル】
「大事なことなので2回言いました」という文言があります。一方で、僕はあまり聞いたことがないのですが「大事なことなので一度しか言いません」という文言もあるそうです。どうでもいいことは大抵一度言って終わりなのですから、大事なことを同じ扱いにしてはいけないだろうと思いますし、僕は...

Satoshi Enomoto
2023年3月13日読了時間: 3分
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