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【雑記】音楽を繋ぐ:コンサートのプログラム構成
コンサートを企画する時、プログラム(曲目)の “テーマ性” にはかなり強くこだわりがあります。もはや一曲一曲よりも、テーマから先に決めていると言ってもいいかもしれません。決めたテーマに沿って演奏する曲を選ぶことになりますから、どんなに個人的に弾きたい曲があったとしても、テー...

Satoshi Enomoto
2020年6月20日読了時間: 8分


【雑記】聴音の “レッスン” とは
「聴音」という言葉が一体どれほど世間に認知されているかはわかりませんが、一応説明しておくと、演奏された音楽を聴き取って楽譜に書き起こすことを指します。 「耳コピ」と言った方がイメージしやすいでしょうか。音楽家を目指す人たちは聴音の訓練を必ず課されるものであり、音楽学校の入試...

Satoshi Enomoto
2020年6月14日読了時間: 5分


【雑記】オンラインレッスン3ヶ月目 ~聴音動画はじめました~
コロナ自粛で6月末までの演奏本番は全て中止や延期となり、そこから合唱伴奏の収入も失くなってしまったことを切っ掛けに細々と試行してきたオンラインレッスン。早くも6月に突入しました。 もちろん演奏家としてコンサートを開いてお金をいただけるのは嬉しいことですし、できるならそれに越...

Satoshi Enomoto
2020年6月11日読了時間: 7分


【ソルフェージュ・雑記】メトロノームで訓練はできない説
(ここ数日、「拍」というものは一体何なのかということに考えを巡らせつつも、言語化どころか概念についてさえ説明をつけられずにおります。今回書こうと思っている話は、「拍」が刻まれるものであるという一般的に広く信じられているであろう前提に立った上での考えであり、また主観を多く含み...

Satoshi Enomoto
2020年6月7日読了時間: 4分


【音楽理論】音名象徴:暗号はお好き?
突然ですが、推理小説はお好きですか? 僕は大好きです。エドガー・アラン・ポーは昔からお気に入りですし、父の影響でアガサ・クリスティも読みますし、ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズも揃えてしまいました。 その中でも特に好きなのが、ポーの『黄金虫』です。暗号を解いて財宝を探...

Satoshi Enomoto
2020年6月3日読了時間: 6分


【公演延期】『クラシック温故創新』無期限延期
来月27日に開催予定だった大学同期のピアニスト 野中拓人くんとの自主企画リサイタル『クラシック温故創新』の公演を延期させていただくこととなりました。振替日時は未定です。楽しみに待っていてくださった皆様には残念な報告をすることとなってしまい、申し訳ありません。...

Satoshi Enomoto
2020年5月30日読了時間: 3分


【雑記】作曲試行のススメ:思考と苦労を知るための
類は友を呼ぶのか、僕の周りには演奏家として活動しながら作曲もしている人が多いように感じます。母校の大学のピアノ科の先生方でそういった方はあまり見なかったはずですが、ピアノ科の同級生にはそれこそ普通にいるのです。そして大学の外に出てみると、やはり近い年代の演奏家たちが作曲もし...

Satoshi Enomoto
2020年5月29日読了時間: 8分


【雑記】断言されるゴールと、曖昧の森
相変わらずの状況下、動画を観て過ごしている人は少なくないでしょう。コロナ禍が無かったとしても、エンタメとしての動画は盛り上がっていますし、それに伴うトラブルも多少起こってきました。動画でウケたい人たちがストリートピアノに押し寄せて疑問が呈された事件も今や懐かしいですね。...

Satoshi Enomoto
2020年5月26日読了時間: 5分


【名曲紹介】シュルホフ《5つのピトレスク》Op.31
新型コロナウィルス対策として、名古屋市教育委員会は音楽の授業で「心の中で歌う」という活動を取り入れるように指針を出しました。 音楽を心の中で捉えられるようにすることは、コロナ禍に関係無く大切なことです…が、やはり音響や演奏による負荷といった実体験を伴わなければ音楽の重量を知...

Satoshi Enomoto
2020年5月22日読了時間: 6分


【名曲紹介】信長貴富《初心のうた》
最近になってとうとう政治に対して意見を表明する人が増えてきたように思います。 これまではできるだけ波風を立てずにいた方が変な損害を被らずに済み、それで実際生活や仕事もうまく回っていたということは事実でしょう。 しかしやはり、此度のコロナ禍その他によって「政治が自分たちの生活...

Satoshi Enomoto
2020年5月17日読了時間: 7分


【音楽理論】テンポ:標語と数値と実際と
合唱団で「学校で習った速度標語の復習をしたい」という声が上がったことがあります。LargoとかModeratoとかAllegroとかいう標語がどんなテンポを示しているのかということですね。 中学校や高校の音楽の教科書の巻末には、様々な速度標語が列挙された表が掲載されているこ...

Satoshi Enomoto
2020年5月13日読了時間: 7分


【音楽理論】音楽は時間を持っている:音符と拍子
五線譜をグラフとして見た時に、縦軸が音の高さを示しているという話を以前書きました。 https://www.virtuoso3104.com/post/graph 今回は横軸編です。 短い音、長い音…というように、音には長さがあります。これを専門用語で音価と言いますが、この...

Satoshi Enomoto
2020年5月9日読了時間: 5分


【名曲紹介】モーツァルト《ロンド》KV485:転調と形式の大実験
しばらく放置していた名曲紹介もたまには書いていきます。 今回取り上げるのは、ピアノ学習者ならば必ず一度は弾くことになるであろう、モーツァルトの《ロンド》KV485です。全音のソナチネアルバムにも収録されていますね。僕も中学生の時に弾きました。実際、技術的難易度は比較的易しい...

Satoshi Enomoto
2020年5月4日読了時間: 4分


【音楽理論】物語の起承転結:音楽の「形式」の話
何か物語を思い浮かべていただきたいのですが、事件が起きて~それが発展して~結末がどうなる、という流れが(程度の差はあれ)存在すると思います。それを「起承転結」などという言葉で表したりしますね。 元々は漢詩の絶句の構成「起句」「承句」「転句」「結句」のことだそうです。四コマ漫...

Satoshi Enomoto
2020年4月30日読了時間: 6分


【音楽理論】グラフと基準点:五線譜と音部記号
音楽に興味を持ち始めた人から聞く要望に、「楽譜(五線譜)を読めるようになりたい!」というものがあります。これに対して僕なり行っている簡易な説明が「五線譜はグラフである」というものです。 まずそもそも、線を並べて音高を表記するという発想はどこから来たのでしょうか。...

Satoshi Enomoto
2020年4月26日読了時間: 4分
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