【演奏会告知】私的演奏協会『ベートーヴェン《告別》』【2026.10.3】
- Satoshi Enomoto

- 8 時間前
- 読了時間: 3分

私的演奏協会
『ベートーヴェン《告別》』
2026年10月3日(土)
14:00開場 14:30開演
解説・演奏
榎本智史
曲目
ベートーヴェン
《ピアノソナタ第26番『告別』》Op.81a
会場
空音舎
東京都大田区南六郷2-5-10 サンアイランド102
入場無料
投げ銭歓迎
予約申込メール
または当ホームページCONTACTより
共催
今年と来年(没後200年)はベートーヴェンを弾くと宣言していた通り、とうとう私的演奏協会においてベートーヴェンの『告別』、すなわち《ピアノソナタ第26番『告別』》Op.81aを取り上げます。
ベートーヴェンのパトロンであり生徒でもあったルドルフ大公は1809年オーストリア戦役によってウィーンを離れることになりました。オーストリアが降伏した後、1810年にルドルフ大公はウィーンに帰還し、ベートーヴェンは再会を果たすことができました。
この出来事が抽象化された形で各楽章の標題となっています。すなわち『告別 Das Lebewohl』『不在 Abwesenheit』『再会 Das Wiedersehen』という3楽章です。
第1楽章の冒頭、G-F-Esという3音には "Lebe wohl" という別れの言葉が振られています。日本語に直訳するならば「健やかに生きよ」「達者で暮らせ」といったあたりの意味でしょうか。そのうちまた会えるという確証が無い状況であったことはおわかりいただけるでしょう。戦争を目の当たりにして、今生の別れをも彼らは覚悟したかもしれません。
第1楽章における告別のシーン、第2楽章における寂寥と不安、第3楽章の再会の喜び…という具体的な物語性は確かにその音楽の性格に沿ったものではあると思いますが、個人的にはベートーヴェンが単純にロマン派的標題描写音楽に振り切っただけのソナタであるとは考えておりません。
むしろ、このソナタが構成や形式の面からソナタそのものの表現可能性を拡大したことが注目に値すると考えています。告別ソナタは全楽章がソナタ形式をベースにして作られているという分析には確信をもっています。
今回の私的演奏協会でも、標題による物語性の説明よりも、構造や形式の面の解説の割合が多くなりそうです。ベートーヴェンが「ソナタ」というジャンルに新たな一歩を加えたことを追体験していただけると思います。
ちなみになんと今回は友人のYouTuberグループ「のらクラシック部」さんとの共催です。当日の解説演奏の様子が編集されて配信されることになります。榎本自身の動画作成編集技術が拙いばかりにこれまで殆ど行われなかった録画配信となります。当日現地にご来場できない方、遠方の方もご覧いただけます。楽しみにお待ちください。
来年のベートーヴェンイヤーに向けて、共にベートーヴェンの音楽を深掘りしましょう。




コメント