top of page
執筆者の写真Satoshi Enomoto

【雑記】禿げてきた話


 珍しく自虐の話なのですけれども。


 顔が元々老けているので、周囲の同期たちの顔が変わっていく中でむしろ十数年前からほぼ顔が変わっていません。相対的に老けたようにあまり見えないことを若干有利に思っていたことを白状します。


 ところが。薄々自覚はあったのですが、加齢の影響が見逃せないところが出て来ました。頭髪です。


 実は2年前くらいの時点から断続的な脱毛に見舞われていて、お風呂場で驚愕することは度々あったのです。過敏性腸症候群を本格的に発症したのよりも前ですね。後者の方が身体へのダメージが大きかったのでそちらの方がどうしても深刻ではあったのですけれども。


 心当たりは複数あります。時々ネタにしていたのは我が家が禿げる家系であるという事実ですが、過敏性腸症候群のことを考えると、いつもの「メンタルよりフィジカルが先に折れる」というパターンのそれなのではないかと思わなくはありません。


 学生時代にはいつも帽子をかぶっていたので「榎本はハゲを隠すために帽子をかぶっている」というネタがあったりしたものですが、それがまさかこんなに早く現実になろうとしていることには僕も少し動揺しています。


 特に強い理由も無く(強いて言えば散髪代をケチるために)髪を伸ばしたままにしていましたが、頭頂部のハゲとの対比が大きくなってしまうことに今更気付き、早速尻尾を断髪した次第であります。


 いやしかし、ハゲの進行が顕著になってきたことを考えると、今後の見た目をどうするかなというところに懸念が生まれるわけであります。日常生活ももちろんですが、舞台の方でもです。


 とりあえず徐々に短髪化して誤魔化す方針が現実的だろうなと思いつつ、僕のトレードマークでもある帽子を上手い具合に衣装に採り入れることを模索してみるか…などと考えております。超ベタですが、ベレー帽なんかかぶったりでもしましょうか。なお、スキンヘッドにする度胸はありません。似合う気もしませんし。


 あまりこういう話題で文章を長々と書くと反応にも困らせてしまうでしょう。僕の中では「先に言っておけば気が楽」程度の吐き出しですので、知っておいていただくだけで全く構わないのであります。


 

 ところでこの話題について、My推し作曲家の一人であるシェーンベルクのことを思い浮かべました。あまり知られていませんが、父親を早くに亡くしたために実業学校を中退して銀行員として働きながら独学で作曲を勉強した苦労人である彼。


 今の僕と同じ29歳の頃のシェーンベルクの写真が残っています。それがこちら。



心強い存在を得た気がしました。

閲覧数:91回0件のコメント

Comentarios


bottom of page