top of page

【雑記】音楽書の読書会をやってみたい

  • 執筆者の写真: Satoshi Enomoto
    Satoshi Enomoto
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

 既に開催しているところもあるのかもしれないとは思うのですけれども、自分の手元で「音楽書の読書会」をやってみたいという意欲が湧いているところです。


 音楽関連書籍は数あれど、ぜひ少しでも読んでおきたい特定の音楽書があるにはあります。理解難易度はそれぞれなので「重要なはずなのは分かっているんだけど理解が追いつかん」みたいなこともたまにはありますね。正直に言えば僕自身もそのように感じている書籍がいくつかあります。


 自分一人の力で読んで理解するにはハードルが高い…というならば、他の人も集まってお互いに知恵を借りつつ読み進めるやり方はむしろアリなのではとも思うところです。皆で確認しながら読み進められるので誤読や挫折のリスクを減らせるでしょう。何より、分からないところを周りに聞けます。


 それこそ、音楽書と言えど内容は必ずしも音楽だけの知識の範囲内で読み解けるとは限りません。延々と算数を考えねばならないものもあるでしょうし、物理や世界史、哲学の知識が必要になる可能性もあります。そのような意味では、音楽書の読書会と言いつつも、音楽以外の専門をもっている方々も参加している方がより良いかもしれないとさえ思います。



 この会を企画したい第一の目的は勿論「難しい音楽書を皆の力を借りながら読んでみよう!」をやりたいからであるわけですが、ついでに狙っているのが「音楽にまつわるアイデアや議論の元になる資料を知っておこう」という点です。


 時折勃発する音楽にまつわる論争の大部分は各々の自己主張や経験則が飛び交うばかりで、既に存在する研究資料が顧みられているのを殆ど目にしません。資料に基づく批判が行われていないように感じますし、毎度言いたいことを言うだけ言って鎮静化するばかりで一向に不毛です。


 前提となる理論や歴史などの共通認識をもつことが必要であると思います。そのために一応は目を通しておきたい資料があるはずです。


 僕自身の希望としては、他人の知識を借りたいという魂胆でボエティウス『音楽教程』やラモー『和声論』、クセナキス『形式化された音楽』、アドルノ『新音楽の哲学』なんかを取り上げたいところですが、流石に自分でも飲み込めていないものをいきなり扱うのは不誠実すぎるだろうとも思います。


 実際には参加者が全員その書籍を入手でき、比較的軽めに読めるであろうものから扱うことになるでしょう。具体的に挙げれば、まずはシューマン『音楽の座右銘』、東川清一『音楽理論入門』、伊福部昭『音楽入門』あたりでしょうか。特に音楽の専門家を目指そうというわけではないアマチュアの音楽人の皆様にとっても、これらは読み易い上に参考になると思われます。シューマンの偏り方などは読みながらツッコミを入れればよいでしょう。


 そのような具合で今後企画していくと思います。対面だけでなくオンライン読書会という形にしても良いでしょうし、むしろ画面共有でホワイトボードを用意することもできるあたり、やり方次第では理解度を大きく進めることができるかもしれません。あとオンラインならば夜中に開催することもできそうですね。


 企画開催までしばしお待ちください。

© 2018 Satoshi Enomoto

bottom of page