2024年8月31日(土)
13:30開場 14:00開演
『ことうたこん』
入場料
前売 3,500円
当日 4,000円
学生 2,000円
配信 2,500円
会場
京浜楽器 ミュージックシティ百合ヶ丘
神奈川県川崎市麻生区百合丘1-19-8
出演
有賀喜栄(特別出演)
足立紗月
山本夏子
中林嘉愛
榎本智史
曲目
平井康三郎《女声二重唱と箏二部のための日本古謡》
中島靖子《ふるさとの》《おしどり》
幸田延《ヴァイオリンソナタ ニ短調》
ガーシュウィン《サマータイム》
アザラシヴィリ《無言歌》
ほか
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今月の上旬半分をコロナ療養に費やしてしまったために告知が遅れたコンサートです。
このコンサートは、なんと和洋のコラボとなります。長野で活動する箏・三弦奏者 有賀喜栄 先生を迎えまして、西洋と東洋の対比と融合の競演を披露したいと思います。
榎本は相変わらずピアノ担当ではありますが、プログラムには箏の伴奏による歌曲なども含まれているため、いつもと比べて珍しく出番が控えめです。そのぶん一曲一曲が重いので、それらに注力するつもりです。
ピアノソロでは、今年無くなった現代ジョージアの作曲家 アザラシヴィリの《無言歌》をお送りします。現代音楽という位置だけ見ると身構えてしまいそうですが、新ロマン主義の非常にゆったりとした作品となっております。主催の中林からは「ピアノソロは何でもいいよ」とは言われていたものの、西洋×東洋というテーマに何らか関係のある作品を選びたいと思っていました。そこで「そういえば楽譜を買って以来結局弾いていなかったアザラシヴィリがあるぞ!」と思い立ってこの曲を選ぶこととなったのでした。
山本夏子さんとの演奏ではメンデルスゾーンの《もう一つの五月の歌:魔女の歌》をお届けします。この曲はこれまで僕も知らなかった曲なのですが、春が来て舞踏会へ行くのを楽しみに待つ魔女の歌であるようです。そこまで長い曲ではないのですが、歌もピアノもかなりアクロバティックな技術が要求されていまして、迫力も聴き応えも充分にあると思います。
足立紗月さんとの演奏では幸田延の《ヴァイオリンソナタ ニ短調》をお届けします。幸田延は近代日本初のヨーロッパへの音楽留学生であり、瀧廉太郎や山田耕筰の師にあたる作曲家・ヴァイオリニストです。代表作は2つのヴァイオリンソナタであり、そのうちの変ホ長調の方は擬古典的なものとなっているのですが、一方のニ短調のものはドラマティックな性格を湛えたものとなっており、こちらの方がより個性的であると考えています。作曲年が曖昧なので断定はできないものの、瀧廉太郎のとある作品とかなり似ている主題が登場する点にはミステリーを感じます。
その他様々なプログラムをご用意してお待ちしております!
今回は前売も紙のチケットの形でご用意してありますので、ご購入希望の方はメールなどの連絡予約だけでなく直接ご購入も可能です。どうぞよろしくお願いします。
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