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執筆者の写真Satoshi Enomoto

演奏会告知:このソプラノ、規格外。

更新日:2019年4月2日

 毎年4月に、横浜音楽協会が主催する横浜新人演奏会というコンサートが開かれます。会場はみんなの憧れ、みなとみらいホール。その年の3月に音楽系の大学や大学院を卒業/修了した音楽家たちがオーディションに応募し、それに通ることで出演できます。

 僕はこの演奏会に縁がありまして、自分がソロで出演した第88回演奏会の前後にも伴奏や演奏者の推薦で関わっていたのですけれど、なんと、この4月に開かれる記念すべき第90回横浜新人演奏会にまたもや伴奏で関わることになりました!


 僕が今回伴奏を引き受けたのは、何を隠そう、一緒にソプラノとピアノのユニットRazbliutoを組んでいる川上智子さんです!(かわかみさとこ。たまに間違えられるが「ともこ」ではない)

 川上さんが研究科や論文執筆で忙しかったため、今年度は活動できていなかったのですが、思わぬところで演奏の機会が生まれました。新人演奏会の日程は4月30日、出演は午後13:00からの部です。件の10連休中ですから、ぜひみなとみらいホールに足を運んでいただけたらと思います。


 周知の悪評の通り、僕はピアノを弾く音量が大きいです。別に力ずくで鍵盤をぶっ叩いているからというわけではなく、単に体の使い方に起因するものなのですが、そのせいで僕を伴奏に起用するとソリストまでもが音量を要求されることになります。それほどまでに僕の弾く音は大きいのですけれども、川上さんの何が凄いかと言うと、僕がピアノの蓋を全開にして全力で弾いてもなお彼女の声がピアノに勝つということです。そう、持っている声帯が規格外なのです。

 そんな“規格外”なソプラノ 川上智子さんと共にベッリーニの《夢遊病の女》より「Ah, non credea mirarti」、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》より「Or sai chi l'onore」をお送りします。普通にクラシックな選曲なのですが、お上品なクラシックだと思って来ると痛い目を見ます。ぜひ来てください。

 チラシやチケットはまだ出来上がっていないのですが、ご来場いただけるようなら今からチケットは確保致します。僕も予約受け付けます(一応は協会の会員なので…!)。どうぞよろしくお願いします。


 

2019年4月30日

第90回 横浜新人演奏会

第1部 13:00開演(←出演するのはこっち)

第2部 18:00開演

会場:みなとみらいホール(小ホール)

チケット:1,000円


オーディション後の。

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