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【出演告知】副次的文化系歌曲祭Vol.4【2025.9.27】

  • 執筆者の写真: Satoshi Enomoto
    Satoshi Enomoto
  • 8月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月1日

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副次的文化系歌曲祭Vol.4


2025年9月27日(土)

16:30開場 17:00開演


会場:トーキョーコンサーツ・ラボ

 東京都新宿区西早稲田2-3-18


観覧無料(要申込登録)


観覧申込フォーム


公式サイト


問い合わせ

副次的文化系歌曲祭運営委員会



 というわけで、これまで作曲や伴奏で参加していた副次的文化系歌曲祭に、ピアノ弾き歌いで出演します!


 実のところ、去年から既に何度か独唱を披露するようになりました。これまでは「歌は本業じゃないから」と言って合唱だけに専念していたのですが、自作の歌曲《初恋》(詩は島崎藤村)をサプライズで披露したことが切っ掛けとなって「歌もやってみるか」という心持への転換が起こったためです。


 さすがに本業の声楽家よろしく本格的なコンサートまでやろうとは考えませんが、しかしせっかく合唱祭ならぬ歌曲祭が身近にあるのだから今度こそ出てみようと思い、「次回は歌で出ます」と宣言したのが去年の歌曲祭でのことでした。


 参加は前々から決めていたものの、実際に何を歌うかは申し込み直前までいくつかのアイデアの間で悩んでいました。頑張って自作を書くでもよし、ポップスを編曲するでもよし、あるいは副次的文化系解釈でクラシックをやることにも魅力を感じました。前もって曲目は発表されますから、先んじて自ら曲目を書いておきましょう。


 今回僕が歌う曲は、B.ブレヒト作詞 / H.アイスラー作曲の《統一戦線の歌 Das Einheitsfrontlied》です。この曲を榎本編曲にて、原詩通りドイツ語でお送りします。ドイツ語では何を歌われているかわからない…と思われそうですが心配ご無用、和訳を作ってブログ記事として先に公開しておく予定です。


 榎本が歌うとは書いたものの、やはり僕の本業はピアノであり、どちらかと言えば歌を歌わせる側の伴奏者でもあります。普通のクラシックのコンサートでは演奏者が一方的に演奏する形態でしょうが、副次的文化系歌曲祭ならば「客席にコールを頼む」などということも可能であろうと考えていますので、ご観覧の皆様も覚悟をお願いします。


 歴史や音楽史に少し詳しい方ならば、今回の僕の曲目がド直球に政治的な作品、ずばり反ファシズム労働歌であることは既に理解されていると思います。もちろんその内容も僕は重要視していますが、ブレヒトの詩はただの政治キャンペーンに留まるものではないでしょう。その部分もアイスラーの音楽に乗せて分かち合えたらよいと思います。

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