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【演奏会告知】私的演奏協会『水谷晨《ショスタコーヴィチの主題によるソナタ》』【2026.12.12】

執筆者の写真: Satoshi Enomoto
Satoshi Enomoto
6 時間前
読了時間: 3分

2026年12月12日(土)

① 16:40開場 17:00開演

② 18:40開場 19:00開演


私的演奏協会

水谷晨《ショスタコーヴィチの主題によるソナタ》


作曲者と演奏者による解説リハーサル付き初演


作曲・解説:水谷晨

演奏・実況:榎本智史


曲目

水谷晨《ショスタコーヴィチの主題によるソナタ》


会場 空音舎

定員各回15名


入場料 3,000円


予約申し込みメールアドレス



 企画している『私的演奏協会』シリーズですが、普段は入場無料でやっているところ、今回に限って有料です。というのも、今回の内容ばかりは確実に収益が出ないと榎本がタダ働きになるからです。


 今回の曲目は水谷晨《ショスタコーヴィチの主題によるソナタ》ですが、こちらなんと初演です。本当ならば数年前にはとっくに初演されていたはずの作品なのですが、肝心の演奏予定者が本番で弾かずに初演が盥回しにされるという奇怪な経緯を辿っております。


 その現場にスタッフとして居合わせた榎本が不憫に思って第1楽章だけ部分的に弾いたところ、作曲者の水谷晨に気に入られ、熱烈に「初演してください!」というメールが届くようになり、この企画に至りました。


 傍から見れば「榎本大丈夫??? 嫌々やってない???」とか思われそうな状況ですが、まあこちらの企画の魂胆もきちんとありまして、その実験台に利用するという形でもあるので、実際にはお互い様なのです。


 榎本が今回実験したいことは、「作品の初演をどのように行うか」という点です。


 演奏会における音楽の演奏という行為は一発勝負です。人間なのでミスタッチもします。しかし、肝心の初演一発勝負においてしくじりが発生すると、観客が「そういう曲なんだ」と思ったまま帰る可能性が出てきます。そのことによって榎本の評価が下がるだけならば自分で責任を取れるのですが、「そういう曲なんだ」となった観客の認識を修正するのは大変です。


 また、初演という一回きりの演奏を聴いただけで、観客がその音楽を受け止めきれるとは限りません。何が何だかわからないまま音楽が過ぎ去ってしまうのは、聴き手にとっても新設ではないでしょう。


 そのような事情から、もう初演のためのリハーサルまでセットで見せてしまえ!と思い切ったのが今回やることです。作曲家がどのように演奏者のリハーサルを仕切るかということも、いくらか聴衆の興味の対象にはなるでしょう。この《ショスタコーヴィチの主題によるソナタ》はあからさまな古典様式なので別段困惑するところも無いかもしれませんが…


 当日は、榎本が演奏しながら作品の各箇所について実況をします。「おい、ここはどういう音楽にしたいんだよ」と作曲者に投げかけるわけです。それに対しての考えを作曲者の水谷晨に答えさせようと思います。来場者は榎本と水谷晨による音楽の実況解説形式のリハーサルを散々に見た上で初演を聴くことになります。この方式に面白味があるかどうかはさておき、恐らく解像度が高い状態で初演を聴くことはできると思われます。榎本的には、初演の一方式の実験ということで聴きに来ていただきたいと思います。


 作曲者の水谷晨がこの《ショスタコーヴィチの主題によるソナタ》に対して考えていることもあるでしょうが、それは本人の発信に任せるとしましょう。「弾いてやるから集客はやれ」とも言ってありますし。


 興味本位でも来ていただけると榎本の年末の財政が潤います。どうぞよろしくお願いします。

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© 2018 Satoshi Enomoto

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