6月29日。
誕生日:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ、ルロイ・アンダーソン、イアン・ペイス、間宮芳生
忌日:瀧廉太郎、パウル・クレー、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ
記念日:ビートルズの初来日
…というイメージを個人的にもっている日なわけですが、そんなこんなで27歳になりました。祝ってくださった皆様、ありがとうございました。
自分の誕生日にこんな話をするのもどうかと思うのですが、「27歳」という数字にはちょっとネガティヴな思い出があります。
時を遡りまして、僕は小学校の5年生の時に学級崩壊を経験しました。独りでいることの多い僕の面倒をよく見てくれた、ギターの上手かった担任の先生はその年度の末に退職してしまい、以降の消息を僕は知りません。
27歳。当時の彼の年齢です。
ある意味で身近にいた人間がその転換を迫られた歳であるわけです。自分がその歳になってみたことよりも、その事件の記憶があって色々考えてしまうことはあります。
大学院を修了してから3年目に突入しました。さすがに小学校教員と同じ状況ではありませんが、まあ確かに大変な道ではあります。そんなに短いスパンで演奏会を開けるわけではないし、開いたところで集客にも苦労するし、凄い音楽家なんてゴマンといるし、華やかなコンクール歴があるわけじゃないし、仕事は仕事で大変だし。
しかし音楽…主に演奏と作編曲については、大学院で勉強していた時よりも遥かに多くのものを見通せるようになってきている気がします。もしかすると、今まで生きてきた中で一番伸び伸びと音楽をできているかもしれないくらいに。今はもうとりあえず自分の信じる音楽を、やり方を工夫しながら世に問い続けねばならないなぁと思うところです。
幸い、なにやら珍妙なピアニストがいるぞと思われたのか、音楽家たちとの関わりが増えたり、合唱団の伴奏を任されたりするようになってきました。僕としても非常に嬉しいことです、どうぞ呼んでください。
この歳で歳で人生的に大転換があるかどうかは僕にもわかりません。が、ここからの1年が良いものだったらいいなぁと思います。今後ともよろしくお願いします。
~コンサート宣伝集~
7/20(土) 13:40開演@松濤サロン
及川音楽事務所 サマータイムサロンコンサート
全席自由2,000円
https://www.virtuoso3104.com/post/mozart-gulda
モーツァルトとグルダのピアノ作品を“即興演奏”のアプローチで再構築。モーツァルトとジャズの精神的共通点とは?
9/15(日) 14:00開演@武蔵小杉サロンホール
宮口遥名×榎本智史Piano Duo Recital
「ウィーンのクラシックとモダン」
全席自由3,000円、学生2,000円
https://www.virtuoso3104.com/post/wien-classic-modern
今年で今年で日本とオーストリアは友好150周年。モーツァルトを研究する宮口遥名とシェーンベルクを研究する榎本智史、2人のピアニストが18世紀のウィーン古典派と20世紀の新ウィーン楽派の美学に迫る。
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